博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

瀬戸内寂聴『源氏物語』文庫版

2007年03月02日 | 日本史書籍
瀬戸内寂聴『源氏物語』巻一~二(講談社文庫、2007年1~2月)

いつの間にか瀬戸内寂聴版の源氏が文庫化されていたので、既刊分二巻をまとめて購入。月一巻ずつの刊行で全十巻とのこと。

オビに「美しい現代語ですらすら読める 初めてわかる面白さ!」なんて書いてありますが、本当にすらすら読めます(^^;) また巻末に各帖ごとのあらすじや簡単な解説が掲載されており、本文を通読していてよくわからなくなっても、ここを読めば取り敢えず話の筋がわかるようになっています。系図や用語集といった資料類も充実しており、初心者に行き届いたつくりになってますね。
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『ベルベット・レイン』

2007年03月02日 | 映画
『ベルベット・レイン』(原題:江湖、2004年香港)

ホン(アンディ・ラウ)は親友のレフティ(ジャッキー・チュン)の助けを得て黒社会のボスにまで登りつめたが、黒社会ではそのホンを暗殺する計画が密かに進行していた。一方、若いチンピラのイック(ショーン・ユー)とターボ(エディ・チャン)は鉄砲玉となり、ボスの暗殺をはかるが……

黒社会のボスと演じるその腹心、演じるチンピラの若者二人組、この二組の男達のエピソードが交錯しながら物語が進行していきます。最初は普通の香港ノワールだなあという感じで見ていましたが、最後の結末の所でこういう話だったのかと驚いてしまいました。何と言うか、良くも悪くもオチがすべての作品ですね。

あとは主演のアンディ・ラウをはじめとして『インファナル・アフェア』シリーズに出演していた役者さんがちょこちょこと出ているのがポイントですね。というかこの作品自体、『インファナル・アフェア』のヒットを受けて制作された作品なんでしょうけど(^^;) 
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