博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『封神榜』その6(完)

2007年03月07日 | 中国古典小説ドラマ
『封神榜』第33~最終40話まで見ました。

西岐軍は十絶陣のうち残る紅砂陣を打ち破ったが、紅砂陣内に幽閉されていたはずの武王は申公豹によって朝歌に連れ去られていた。その間、留守を守る武王の三弟・胡安は鳳来に唆されて周王の地位を奪おうとするが、武吉や子嫻らの尽力でクーデタは失敗に終わる。遠征軍の総大将である聞仲も南極仙翁らによって絶龍嶺に追い詰められ、戦死を遂げる。殷軍との戦いが一段落ついた後に、姜子牙・子嫻・楊戩は朝歌に潜入して武王の救出をはかるが……

というわけで終盤はオリジナル展開が炸裂です。特に最終話は、いい所まで話が進んでいるのに急に打ち切りを宣告された漫画の如くバタバタと帳尻だけ合わせて話が終わっていきます(^^;) 原典とは異なって西岐側からは戦死者がほとんど出ませんでしたが、これも話を縮めた結果、キャラ達の死に場所が無くなってしまったせいでしょうね。また殷郊と李靖は後半16話では出番がないままになってしまいました。

前半24話が割と丁寧にストーリーを追っていていい感じだったんですが、後半16話は話を急がせすぎてグダグダになってしまいましたね。あと5話か10話分ほど間尺があればだいぶ印象が違ったのでしょうけど……
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする