森公章『戦争の日本史1 東アジアの動乱と倭国』(吉川弘文館、2006年12月)
倭の五王あたりから白村江の戦いまでの倭国と朝鮮諸国との興亡を描いています。
4世紀から7世紀までの東アジア地域での熾烈な駆け引きの中から見えてくるのは、高句麗・百済・新羅が一定の国策や戦略に基づいて外交を展開するのに対し、そのような基本方針を持たず、国際情勢をしっかり把握しないまま外交を展開、あるいは情勢に巻き込まれる倭国の姿です。それが最終的に白村江の敗戦に繋がっていくわけですが、このあたりの状況は今の日本も変わらんのでしょうなあ……
倭の五王あたりから白村江の戦いまでの倭国と朝鮮諸国との興亡を描いています。
4世紀から7世紀までの東アジア地域での熾烈な駆け引きの中から見えてくるのは、高句麗・百済・新羅が一定の国策や戦略に基づいて外交を展開するのに対し、そのような基本方針を持たず、国際情勢をしっかり把握しないまま外交を展開、あるいは情勢に巻き込まれる倭国の姿です。それが最終的に白村江の敗戦に繋がっていくわけですが、このあたりの状況は今の日本も変わらんのでしょうなあ……