博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『李小龍伝奇』その1

2008年11月10日 | 武侠ドラマ
ぼちぼちとDVDで『李小龍伝奇』を見てます。今回は第1~7話まで鑑賞。テレビ放映ではここ8年間で最高の視聴率を記録したらしいですが……

物語はブルース・リーの高校生時代から始まります。全50話の長編なので彼が映画俳優になるまで気の長い展開になりそうですが、話のテンポが良いので見ていて苦痛になりません。

李小龍少年(小龍というのは芸名で本名は李振藩ですが、このドラマでは一貫して李小龍ということになってます)はダンスのチャチャが得意なごく普通の高校生……のはずでしたが、中国人の生徒を「東亜病夫」とバカにする英国人同級生のブレアや教師と対立。ボクシングが得意なブレアを見返すために父の友人のクンフーマスター邵如海から拳法の手ほどきを受け、更に詠春拳の達人・葉問に弟子入りします。

この葉問を演じているのが武侠ドラマでお馴染みの于承恵。



さすがに貫禄バッチリです。この人を見るためだけでもこのドラマを見る価値があると思います。邵如海は『神雕侠侶』の中年郭靖役の王洛勇が演じています。で、主役は『少林サッカー』でブルース・リーのマネしながらキーパーをやっていた陳国坤です。何かクリカンがルパンの2代目声優になったような感慨を覚えますね。

葉問のもとで修行に励む李小龍は学校でも実力を認められてボクシング部に入部。校内試合でにっくきブレアを打ち倒します。そこからブレアとの友情がめばえ、そして彼が重病であることが発覚し、アメリカで療養するため李小龍と別れることになり……というベタベタな友情物語が展開していきます。何かこのあたり適当に話を作ってやしませんか(^^;)

それにしてもブレアと相対する時の李小龍の目つきがマジすぎて怖いです。外国人にとってこういうナショナリズムというか民族意識を煽るような展開は、ある意味他人事だから感情移入できる部分があるのですが……
コメント
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