博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『李小龍伝奇』その2

2008年11月14日 | 武侠ドラマ
『李小龍伝奇』第8~15話まで見ました。

イギリス人の高校ボクシングチャンピオンに勝利し、一躍時の人となった李小龍。しかし今度は地元の黒社会のボス王力朝と対立。何かもう矢継ぎ早にトラブルを起こしてます。

この王力朝が手下の若い者を使って地元の商店や食堂から法外なみかじめ料をせしめていたのですが、小龍は同級生の父兄たちから頼まれて用心棒となり、みかじめ料の徴集を阻むことに。王力朝は小龍をおだててもすかしてもダメだと見るや、手下にバイクで彼を轢き殺させようとします。幸い一命は取り留めたものの、小龍はひるむどころか却って怒りに火がつき、退院後早速王力朝の邸宅に怒りの鉄拳をブチかましに行きます。このあたりはマンマ香港映画のノリですなあ(^^;)

この件で警察のお尋ね者になった小龍は両親の勧めでサンフランシスコに逃亡することに。実は彼は粤劇役者の両親がアメリカで巡業している時に産まれて出生届を現地で提出しているので、アメリカでの永住権があるんですね。ここで香港篇が終わり、幼馴染みの秦小曼や師父の葉問ともしばしお別れとなります。

舞台はサンフランシスコから更にシアトルへと移り、中華料理店で働きつつ高校卒業資格を得るために学校に通うことになりますが、その中華料理店で看板娘に惚れられて彼女に入れあげている料理長に妬まれ、店をやめざるを得なくなったり、学校では空手同好会の面々と対立したり(日本人師範が大和民族の精神がどうとか言って指導していたのが彼のハートの何かを刺激してしまった模様……)、トラブルに巻き込まれたり自分で巻き起こしたりしています。ここまでの彼の行動や言動がいちいちDQN臭いのが気になるのですが(^^;)

で、開校70周年式典で空手同好会が演舞をすると聞いて居ても立ってもいられなくなり、彼も功夫の演舞を披露することに。そして成り行きから観衆が見守る中、空手同好会の師範雨田と試合をして即効で打ち破り、「武術の元祖は中国だっ!」と絶叫。ああ、とうとう我々日本人にとって他人事でない展開がやって来ました…… 小龍は更にシアトルの空手チャンピオン木村をも打ち負かし、シアトルでもその名が知られるようになりますが……
コメント (2)
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