博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

横店化する北京 11月24日

2008年11月29日 | 旅行・オフ会・展覧会
今頃は京都で侠侶大宴が開かれている頃合いでしょうか。参加できないのが何とも残念であります……

さて、この日は昨日とは打って変わってまったり調に。まずは大柵欄まで出て朝ご飯でも食べようということになりましたが、大柵欄の入り口の前門がえらいことに……



ここも2年前は修復中でしたが、もうすっかりテカテカになってます(^^;) そして大柵欄の中も……



まだそれほど店舗が入ってないこともあって、映画やドラマのセットみたいな感じです。まさに横店です。民国期っぽい雰囲気で『上海灘』バリの銃撃戦が起こっても違和感がありません。で、朝食はシューマイで有名な都一処しか開店していないようなので、取り敢えずここに入ることに。

その後元々ドルゴンの邸宅(睿親王府)が置かれていたという普渡寺へ。



まずは巨大なドルゴンの胸像がお出迎えです。ここも明代には土木の変のあと明に戻された英宗が幽閉されたり、解放後は小学校になったりと、歴史の風雪に耐えてきた様子……

お昼は王府井で。ここで王府井の奥にある考古書店(中国社会科学院考古研究所併設の書店)で、このほど上海博物館で開催された青銅器の個人コレクション展覧会の図録『首陽吉金』を入手。これで旅の目的のもう半分を達成しました。

午後からは二手に分かれ、私と宣和堂さんは首都博物館に行ってみることに。しかしこの日は月曜日ということで休館なのでありました…… しかも表看板には見学は要予約で入場者は1日4000人限定なんて書いてます。しかしこんな所に1日4000人も観客が来るもんなんでしょうか。

仕方が無いのでこの近辺にある白雲観に足を伸ばしてみることに。白雲観は全真教の道観で丘処機が居住したことで知られていますが、丘処機と言えば鼎ということで、境内にそれらしき鼎を発見。



この日の夕食は北海公園内の仿膳飯荘で。ここは清代の宮廷料理を出してくれるので有名な所で、服務員が清朝の宮廷女官の格好で出迎えてくれました(^^;)

2年ぶりに探訪した北京は良い意味でも悪い意味でも横店化してましたが、留学中にもう一度ぐらいは北京に立ち寄ると思うので、横店化がこれからも進んでいくのかどうか見守っていきたいと思います。取り敢えず大柵欄にはコスプレ写真屋が開店するものと思われ。
コメント (2)
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