「自己紹介をさせてくれ。
俺は富と名声をつかさどる男だ・・・」
印象的な歌いだしから始まるこの曲は
イントロのミックの叫び声とパーカッションもすごくかっこよくて
「野蛮人魂」のテーマソングとも言える曲ですな。
ゴダール監督の「ワン・プラス・ワン」を観てみると
最初はまったく違う曲調で
いろいろ、試行錯誤を繰り返して
ようやく、今のアレンジになった様子が描かれてて、
ボク個人の平凡な経験だと
苦労して出来上がった曲ってそんなにいい出来になることは少ないんだけど
この曲はものすごくいい出来だよね。
この曲のギターソロがリリース当時、エリック・クラプトンだという説が流れたらしく、
それぐらい印象的なソロなんだけど
片言みたいなギターの感じが
いかにもキースっぽいよね。
意外にも、イギリスとアメリカではシングルカットはされてないらしい。
こんなにすごい曲なのになんでなんだろうね。
あまりにも悪魔っぽいからかな・・・
ん~、しかし、
後半にどんどんテンションがあがっていくミックのボーカルにはしびれますなあ。
いや~、よくあきらめずに最後まで仕上げてくれました。
最終的にはベースもキースが弾いていて
ビルワイマンはどこに行ったのかと思いきや
隅の方でマラカスみたいな鳴り物の楽器をシャカシャカやってるのには
ちょっと笑っちゃったんだけど。
まあ、それもビルワイマンらしくて(もちろん嫌味じゃなく)
それもこれも、誰が何の楽器を担当するかなんて
まったくこだわらないストーンズの良さがここにも表れてるよね。