町田康の案内で
中原中也の特集があったんで
それを見た。
久しぶりに中也の詩にふれて
やっぱり、彼の作品はいいなあって思った。
だから、今日は午前中からお風呂に入った後
彼の詩集を開いて
彼の世界に浸ってます。
もう、正月に向けてやることはすべてやったんで
息子と妻はポケモンのカードゲームを横で楽しんでおります。
中也の詩は、どの詩をとってみても
彼の持つ、根源的な孤独感を歌ってるんだが
どうにも、文壇っていうのか、詩壇っていうのか
よくわからんが、
全く評価してないんだね、中也の詩のことを。
ボクが持ってる本には
大岡昇平、小林秀雄、阿部六郎、河上徹太郎等
そうそうたるメンバーが寄書してるんだけど
なんか、本質的なところで
中也のことがあまり好きじゃないのかなってかんじ・・・。
こんなに、あからさまに自分の「孤独感」を表現できてるのは
とてもすごいことなんじゃないかと思うんだが・・・。
確かに、彼の近くで生活してたら
大迷惑だったのかもしれないけど、ね。
ボクなんかは
彼とはぜんぜん違う場所にいて
彼の発信するものに共感すればいいだけだから
OKなのかもしれないけど・・・。
大衆の支持は中也がダントツだよね。
あの生き方とあいまって
ゴッホみたいな感じがするもんね。
まあ、年の最後になって、
彼の純粋な世界に浸って
汚れきってるボクの心が
少しは洗われた気がするよ。
心も体もある程度きれいになって
正月を迎えられそうだよ。
というわけで、
みなさんも、よいお年を!