「オレの頭はぐるぐる回ってる
心は靴の中に入れちまった
オレは世間を騒がせて名声を得た
んだけど、もう家に帰らなくちゃ
あの娘は陰でそんなオレを笑ってる
オレは骨でそれを感じるんだ
でも、どこにオレの頭の置き場所がある?
さあ、家に電話しなくちゃ
オレにゃわかった
この世界には浮き沈みがあるって事が
ポケットは金貨でいっぱいだ
でも今は雲が立ち込め、
冷たい風が吹きすさぶ
オレには誰も要らない
孤独ってもんを学んだからな
んでも、このオレが横になれる場所なんてありゃしない
さあ、家に電話でもしよう」
アルバム「レイン・ドッグ」の最後を飾る曲なんだけど
ものすごく物悲しい。
シャウトして歌ってるトム・ウェイツのしゃがれ声が
泣きながら歌ってるように感じる。
結局、名声を得たって
一人ぼっちじゃあ物悲しさもより強くなるだけなんだよね。
まあ、でも、
名声なんかないボクは
実際のところはよくわからないんだけど、ね。(苦笑)