はずれが少ないんで、アカデミー作品賞は機会があったらとりあえず観るようにはしてる。
もしくは監督賞。
んで、このふたつの賞がダブってる映画には個人的に期待度が高い。
というわけで、「スラムドッグ$ミリオネア」。
監督が「トレインスポッティング」のダニーボイルだし、期待度は充分あったけど、
それに負けないぐらいの満足度だったよ。
簡単に言うと「奇跡」の物語。
主役のジャマールが悲惨な状況を必死に生き延びて、その悲惨な状況で知りえた知識のみでたまたま「ミリオネア」で大金を手にし、
最後は生き別れてた愛する彼女との再会でというハッピーエンドのお話だった。
こう書いちゃうと、なんか、ディズニーや文科省推薦のお話っぽいけど
あまりにもインドのスラム街の悲惨さがひどく、その中のエピソードからは到底そんな雰囲気は微塵も感じられなかった。
でも、やっぱりハッピーエンドはいいね。
ここまでハッピーエンドじゃなくてもいいけど、がんばって生きてきた人が報われるお話は観ていて感動するよ。
どんなに悲惨な状況でも前向きに生きていくのを見るのはホント気持ちがいい。
現実はそうじゃないことが多いからなおさら、ね。
現実を写さなきゃっていうことで泥沼の結末にしちゃう作品もあるけど
どこかに「希望」がないと観ていてつらくなる。
生きてくためには必要だよ、「希望」が。