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YouTube: Beatles : Help! : live at Shea Stadium and Blackpool - 1965
HELP!
助けて! ボクには誰かが必要なんだ
助けて! 誰でもって訳じゃない
助けて! わかるだろ?
助けて!
*今よりもっともっと若かった頃
誰かに助けを求めるなんてコトは一度もなかった
けど、それが今じゃ過去の話で
自信がすっかりなくなっちまって
考え方を変えて、ようやく心の扉を開くことができたんだ
**もしできるのなら落ち込んでるボクを助けて欲しいんだ
そばにいてくれるとすごく感謝するよ
地に足を着ける手助けがほしい
どうかお願いだから、助けておくれ
ボクの人生いろんなことがあってすっかり変わっちまった
独立心もすっかりもやの中にかくれて見えなくなった
今じゃいつでも不安感でいっぱい
これまで味わったことがないくらいキミのことを必要としてるんだ
**くりかえし
*くりかえし
**くりかえし
****************
「ボク自身が『ヘルプ!』と叫んでた。歌には自分自身が表現されるんだ。この時期はビートルズの何もかもがわからなくなってしまってた。自分自身に希望を失ってしまって幻滅してたんだ。完全に自分を失ってた。こうすれば幸せになれるんだというようなことは何一つ思い浮かばなかったよ。」
これはこの曲に対するジョン自身の言葉。
アイドルの真っ只中にいたにもかかわらず不安にもがいていたなんてビックリだけど
なんだかすごくよくわかる気がする。
だって、人気がなかった頃と人気が出た後って
ジョン自身は、やってることはまったく変わらなかっただろうし、
だから、まわりの変化がなぜ起きたかなんてまったくわからなかっただろうからね。
もともとスチュアート・サトクリフとの付き合いもしかり、
ジョンはアート志向が強かったから、単なるポップアイドルとみなされるだけじゃなおさらだと思う。
人気が出て、売れてキャーキャー騒がれて嬉しかったのは最初だけで
その後は「こんなことするためにバンドをやってたわけじゃない」という思いが強くなったんだろうね。
まあ、しかし、
ジョン自身もコレを作った頃はそんなに意識もしてなかったらしく、「無意識のままできたメッセージソング」だったらしい。
そんな曲もこういうポップな曲にしちゃうと
曲のイメージの方が残っちゃうから
メッセージソングはあんまり派手なメロディーじゃないほうが伝わりやすいのかもね。