「集団的自衛権を限定容認する」
今年度内に、この内閣は本気でこれを国の方針として押し進めようとしてるみたいだ。
これはノンビリと構えてはいられなくなった。
この「集団的自衛権の行使」に関しての報道各社が行った世論調査によると・・・
●【朝日新聞】
賛成29%/反対55%
●【テレビ東京・日経新聞】
使えるようにすべきだ37%/使えるようにすべきでない47%
●【読売新聞】
全面的に使えるようにすべきだ11%/必要最小限度で使えるようにすべき60%/使えるようにする必要はない24%
●【FNN・産経新聞】
全面的に~10.5%/必要最小限度で~59.4%/使えるようにすべきでない28.1%
いやはや、なんとまあ!
読売や産経購買層では「集団的自衛権の行使」を容認してる人たち(青)のほうが多く、
反対してる人たち(赤)は少数派になっちまってるじゃないの!
しかし・・・、
国民の半数以上が自衛官に志願してるわけでもないだろうから、
容認派の人たちは結局「誰かが戦場で敵と戦ってくるべきだ」と他人任せに考えてるに違いない。
こういう人たちは、いざ戦闘が起きて日本が劣勢になったりすると
「国を守るという気概が足りない」だの、
「負けて帰ってくるなんて非国民だ」などと、
命を懸けて戦った人に対する非礼な振る舞いを平気でしそうだから怖いよ。
さあーてと!
なんとかこの日本を「平和憲法」で守りたいと考えてるこのボクにとって
今ここで立ち上がんないと
いつ立ち上がるの?っていうくらいの時期なんだということに
ようやく気がついたわけでございまする!
よっこらしょっと。
(立ち上がってみた)
安倍さんのいう「積極的平和主義」というのは
「のぞむならいつでも殺し合いをしてやるから、かかってこい」というアピールをしてまわって
各国を怖気づかせて平和を保つという方法のようだけど
そんな子供だましの方法で平和が保たれるなんて本気で思ってるんだったら
もう一度歴史を勉強しなおした方がいいね。
ときどき「平和ボケ」っていうことばを耳にするけど
どちらかというと、
そういうことで平和が保たれると考えてるほうが、いわゆる「平和ボケ」な気がするけどね。
人類の歴史は「戦争」もしくは「権力闘争」の歴史と言っても過言ではないくらいなんだよね。
敵対してる相手国よりもより強大な軍隊を持とうと切磋琢磨し、
科学も軍事力の強大化にあわせてそれに伴い発展してきたわけ。
領土的野心を持った国の指導者がときどき現れては大戦争を巻き起こすんだけど
大概の指導者は
国民が疲弊するから、戦争はできればよしておきたいと考えてはいるんだ。
んでも、なぜか、
戦争はなくなってしまうどころか、
どんどん大量殺人ができるような武器が開発され、
残虐性が増してきたってわけなのよ。
つまり、人間は「敵対相手が怖い」から戦争しちゃうんだな。
敵が強大であればあるほど「怖い」もんだから、
より強大な軍事力を手にして、
いつ仕掛けてくるかわからない相手をより早く潰してしまおうと考えるわけ。
例外は「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」というもので
それは、
圧倒的な軍事大国(ローマ帝国)の庇護の下、
各地の属国は平和でいられたというものぐらいなもんなんだよね。
日本の持ってる平和憲法というのは
人類の歴史上ホントに新しい試みで画期的なわけで、
それをもとに70年も戦争しないでいるっていうのは
実はすごく奇跡的なことなんだよね。
そういうことを現代のわれわれ日本人が取り組んでるっていうのは
とても素晴らしいことだって思わないかな?
安倍さんの目指す「美しい日本」にとって
【日本人の誇り】にして胸に刻んでも良いと思うよ、安倍さん!
不戦を誓った国として国際社会にアピールし、
自衛隊は日本国内だけじゃなく
世界中の自然災害や事故災害への協力を惜しまず
「日の丸の旗をみたら、誰しも銃を置く」
という状況を作り出す、ということが
今の日本ができる本当の意味での
「積極的平和主義」というものじゃないかって思うんだよね。