サッカー日本代表は結果だけ見ると「惨敗」というに等しいけど、
個人的には「よくがんばったよ、日本代表は。」と思ってる。
今回の日本代表は
ブラジルやスペインなんかをモデルにした「ポゼッション・サッカー」を目指してたわけなんだけど
それはある程度上手くいったような気がするからね。
でも、
それはもうすでに「時代遅れのサッカー」になりつつあるのかな・・・という気がするね。
現代サッカーのトレンドは
チリ、オランダ、メキシコあたりに代表される戦い方で
フォワードあたりからプレスをかけ、
最終ラインも裏を取られるのを覚悟のアゲアゲでプレスをかける
「ハイ・プレス、ハイ・ライン」サッカーになったのかなっていう気がするよ。
どのチームも大概最終ラインは高い位置にあるんだけど
相手にボールが渡ったときの対応に
リーグ戦を勝ち抜いたチームと敗退したチームとで大きな違いがあった。
勝ち抜いたチームは、取られた瞬間からプレスをかけ、パスの出る場所を限定させてそこをしっかりとカバーして逆にボールを奪うというサッカーをしていた。
守備を「攻撃的に」していくサッカー。
敗退したチームは「守備的MF」から後の選手が主に守備をするいわゆるポジションの名前にのっとった戦い方。
気が向いたときやチャンスだと感じたときにだけ攻撃的なポジションの選手もボールを奪いに行くというやり方だった。
日本は後者の戦い方だったね、基本的に。
もちろん、そんなチームの中では献身的ではあったけれど。
まあ、イタリアといい、イングランド、スペインといい、
守りもしっかりしてるんだけど、選手の役割がキチンと決まってるチームが主に結果が出せていない気がする。
これからの日本は
前線からのプレッシング・サッカーを目指すべきだと思うよ。
そうすればスーパースターがいなくたって勝ち抜けていけるはずだよ。
ぜひともその方向でがんばっていってほしい。