人間が言ったり行動したりするとき
必ずその原動力は「気持ち」=「感情」から始まっているんだと思う。
『意思で感情をコントロールする。』なんていうフレーズもときどき聞いたりして、
それを言うときは、「感情はよくないこと」、「意思が良いこと」として考えてるみたいなんだけど、
実は
その「意思」も元々は「気持ち」=「感情」始まりなんだよね。
たしかに感情に振り回されて何が自分にとって一番大事なのかを見失うのはいけない。
感情に振り回されないようにするためには
とにかく、そのときどきのほんのちょっとした自分の気持ちを大事にすることなんだ。
どんなときでも「気持ち」というものはあって、
どんなささいな「気持ち」も軽く見ないでしっかりと大事にしてあげる。
「大事にする」っていうのはどういうことかっていうと、
「認識する」っていうこと。
どんなにマイナスな感情でもしっかりと大事にしてあげるんだ。
たいがい、プラスの感情はみんなしっかりと受け止めて
周囲に表出もできるんだけど
マイナスな感情は「なかったこと」にして自分のココロの奥底に押し込むことが多い。
周囲に撒き散らす必要はない。
ただ、自分の中で受け止めて「よしよし」となぐさめてあげるといい。
そうするだけでいいんだ。
そうやって「大事にする」ことで昇華され
心置きなく次への一歩が踏み出せるはず。
決して「なかったこと」にしちゃいけない。
いつかきっとどこかでその感情は暴れだす。
手が付けられなくなる。
「感情に振り回される」ことになる。
「自分を大事にする」っていうことは「自分の気持ちを大事にする」っていうこと。
そして、
自分を大事にすることができれば
まわりの人たちのこともきっと自分のことと同じように
大事にすることができると思う。