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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

映画『ヘイル、シーザー!』

2017年05月05日 | 映画
映画『ヘイル、シーザー!』予告編


正直に言うと、コーエン兄弟監督作品の完成度の高さは認めるんだけど、

どうしてなのか、いつもイマイチ感がぬぐえない。

いつも見終わるたびに、「何でイマイチに感じてる自分がいるんだろう?」と思ってるもんだから、

そこを知りたくてコーエン兄弟作品は期待はしてなくても手を伸ばすことになる。

そして、いつもその肝心な理由にはたどり着けないでいるんだよね~。




んで、今回の「ヘイル、シーザー」。

いや~、大いに笑ってしまった。

ようやくコーエン兄弟と理解し合えたような気分。

予告編のストーリー紹介の内容は本編とはちょっと違うね。

まあ、一応誘拐事件は起こるんだけど、主役の「何でも屋」(本当は「何でも屋」なんかではなく、映画会社を取り仕切るマネージャーさん)はそればっかりに関わってない。

いろんな役者さんのトラブル解決に奔走してる。

ハリウッド映画の役者さんのイメージ維持に必死になるマネージャーとそのイメージとは裏腹に本当におバカな役者連中。

そのギャップが「夢を売る」という目的で正当化される。

そこに巻き起こるドタバタコメディ―映画がこの作品。

ダンスも、歌も、下手な演技をするのでさえも、本当に上手で、

ハリウッド俳優さんの質の高さには本当に驚かされるよ。




これまで「コーエン兄弟監督作品はちょっとな~」と思っている方、

これなら多分大笑いできると思いますのでおススメします。
コメント
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