yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

エターナル・サンシャイン

2017年05月12日 | 映画
エターナル・サンシャイン


今週レンタルしたのは「エターナルサンシャイン」。

あまり恋愛映画を観ないのだけれど、映画感想ブログをいろいろとサーフィンしてたら面白そうな感想があったので観てみることにした。


実はジムキャリーという俳優さん、そんなに好きな俳優じゃないんだよね。

なんか演技が鼻につくというか、

わざとらしいというか、

彼が良い人を演じていてもあまり良い人に感じれないんだよね~、というか・・・。


とにかく底意地が悪いように見えてしまう。

だから彼の主演の映画はなかなか主人公に感情移入ができないもんだからお話自体がつまらないものに思えてきちゃうというわけ。

でもまあ、今回はもしかしたら面白いかも・・・という期待があった。


その感想を書いていた人がちょっとクセのある人っぽくて、

モノを斜めからいつも観ちゃうような人っぽかったので、

そういう人がお勧めする作品だから「ちょっと見てみるか」という気になった。


んで、


観た印象としては・・・。


うん、脚本自体は想像していた以上に凄く凝ってたね~。

クリストファーノーラン監督の「インセプション」のような印象。

記憶の奥深くに侵入してその記憶を消してしまうという部分が発想的に似た印象を受けたね。


ストーリー自体も、

ほとんどが主人公ジョエルの記憶のみだから、何が本当で何が現実に起こったことなのかあいまいな部分もあるけれど、これはこれで発想としてはすごくユニーク。

これは浦沢直樹氏のマンガ「20世紀少年」に通じるセンスだね。

だから、クレメンタインが何を思って、どういうきっかけでジョエルとの思い出を消去しようと考えるに至ったのかは謎のまま。

おまけに、時間軸が行ったり来たりするから多少混乱することがあるかもしれない。


でも、きちんと理解ができればこれはこれで面白いアイデアの映画だと思う。


時間軸に関しては、

クレメンタインの髪の色で判断すればその時が今どんな時間軸なのかが理解できるからそこを意識しながら見るといいですよ。

でも、やっぱりクレメンタインが消去してしまう理由を知りたいなあ。

衝動性の強い人という設定だったから、きっと衝動的にやっちゃったということなんだろうけど、どうにも釈然としないんだよね~。

それが理由じゃ納得できない!



あと、ラストのセリフ

「嫌いになったりイヤになったりしたら、またやり直せばいいんだよ」という言葉が単純だけどすごく心に残った作品だった。


この映画の売り文句にある、「この映画を観て恋愛したくなる」か、というと・・・、

「う~ん・・・ちょっとね~」という部分はあるけれど、


でも、人を愛する気持ちって明日を生きる活力にはなるはずだからそうなったらそうなったで良しとしよう。



というわけで、

恋愛したいな~と思っている方には是非とも映画を一人で見るんじゃなく、

どんな映画でもいいから誰かと一緒に観ることをお勧めします(笑)。


PS.今思い出したけど、そういえば「世界でたった一つのプレイバック」という映画は恋愛をしたくなるかもしれないですよ~。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする