「勉強なんて大嫌いだ~。やりたくないよ~」と言ってくる子どもにはいつもこう返事をしている。
「そりゃそうだ。その気持ちはホントによくわかるよ。私も勉強が嫌いだったからね。」
そして、こう続ける。
「勉強大好き!という人を見たことがないからキミの感覚は非常に正しいし、まともだから安心していいよ、大丈夫。」
こう言うと、
ほとんどの子どもは、
これまでこういう受け答えをされたことがないせいなのか、
一瞬ポカンと口を開け二の句が継げない状態になる。
そして、
その後ニコッと満足気な良い表情になり、別の話を始めるのだ。
なぜか、このやりとりは1回じゃ済まない。
同じ子どもが何度も何度も、
多い時には毎日言ってくる。
その度に同じセリフで返してあげると、
子どもは満足そうに別の話題を始める。
そのやり取りを見た他の子どもも真似して言ってくるものだから、今じゃ毎朝の挨拶のようになってしまっている。(笑)
きっと、子どもたちにとったら、
自分のネガティブな気持ちを受け止めてもらえてとてもうれしい気分なんだろうな~と思って、それに付き合ってあげている毎日なのです。
他の話題でも、常に「YES」という意味の「そうだね~」を返すように心がけてる。
何か伝える必要があるときでも、
「そうだね~。確かにその通り」とネガティブな気持ちをキチンと受け止めてあげるようにしている。
そして伝えても良さそうだな~と感じた時だけ「でも~」とつなげるようにしている。
すると、
意外とその後の言葉もスルスルと子どもの中に入っていく。
そういう風に、
「そうだね~」を言ってるんだけど、
そのうち、それを省略した「だね~」ばかりになったりする。
「だね~」を私がしょっちゅう言うもんだから
子どもたちの間で「だね~」が流行ったりして、
なかなか大変だけど、面白い毎日なのです。