最近、「首相、改憲へ意欲」なんていう報道があるけど、
ホントにね、少し前まではこういうことを首相が口にしようものならメディアが一斉に「違憲だ」と騒いだもんだけど、
今じゃ、しれっと報道するだけ。
しかも、「野党が反発する可能性がある」だなんていう言葉で締めるだけだから、
どこに問題があるのか分からない読者からしたら、
「野党がごねているだけ」という印象だけが与えられる。
この繰り返しでだんだん「安倍一強」という雰囲気が作られていったんだと思うよ。
とにかく、
この首相発言の問題はどこかということをまずはきちんと説明すべきなんだよ。
憲法99条には「天皇や内閣、国会議員、すべての公務員には憲法擁護義務がある」というものがあるんだということをまずはメディアが知らせるべきなんだよね。
こういう形で
行政権力側の人間は「憲法擁護義務」があるのだから
「改憲」を口にするのはご法度なんだとメディアはきちんと報道すべき。
これをスルーしてしまうと、
権力を縛るためにあるという「憲法の存在意義」そのものが崩れかねない。
まあ、メディアもこぞって崩そうとしてるのは間違いないんだろうけどね。