「オレの頭はぐるぐる回ってる
心は靴の中に入れちまった
オレは世間を騒がせて名声を得た
んだけど、もう家に帰らなくちゃ
あの娘は陰でそんなオレを笑ってる
オレは骨でそれを感じるんだ
でも、どこにオレの頭の置き場所がある?
さあ、家に電話しなくちゃ
オレにゃわかった
この世界には浮き沈みがあるって事が
ポケットは金貨でいっぱいだ
でも今は雲が立ち込め、
冷たい風が吹きすさぶ
オレには誰も要らない
孤独ってもんを学んだからな
んでも、このオレが横になれる場所なんてありゃしない
さあ、家に電話でもしよう」
アルバム「レイン・ドッグ」の最後を飾る曲なんだけど
ものすごく物悲しい。
シャウトして歌ってるトム・ウェイツのしゃがれ声が
泣きながら歌ってるように感じる。
結局、名声を得たって
一人ぼっちじゃあ物悲しさもより強くなるだけなんだよね。
まあ、でも、
名声なんかないボクは
実際のところはよくわからないんだけど、ね。(苦笑)
この前ブログデザインの変更をしたんで
今日、以前の記事を確認してたら
歌詞の段落がうまくいかなくなってることを発見!
どうにも、読みづらい文になっちゃってるようなんで
またまた、変更してみました。
これならきっと大丈夫だと思うんだけど・・・。
また後で確認してみなくちゃいけないなあ。
ということで、
新しいデザインもヨロシク!!
怒涛の週末!
しかも、来週もこれが続くし。
いや~、大変です(汗)
とまあ、そんなわけで(どんな?)
トム・ウェイツです。
彼のファーストアルバムもいいんだけど
それは、友人に貸したままどこにいったかわかんなくなっちゃってるんで
今回のイラストは、アルバム「レイン・ドッグ」を聴きながら。
このアルバムはね~、不協和音満載で
でも、なんか、良いんですよね~。
とてつもない不安感に陥ったことを思い出すというか、
いたたまれなくなった感触を思い出すというか、
胸がかきむしられるほどの焦燥感を感じるというか。
もう、人生なんて、そういったことの連続で
曲を聴いてまでそんなことを思いたくないって人には不向きなんだけど
トム・ウェイツのこのアルバムは
「そんな人生でも、実はすごく味わいがあっていいもんだよ」
っていう彼の気持ちが込められてるような気がしてならないんだよね~。
もちろん、この不協和音には
ガラクタ感もすごく感じるし、
「ガラクタのような生き方だって、すごく大事なことなんだ」っていうメッセージも感じるし
不安感の中に、すごく安心感も覚えるという、
不条理漫画のような作品となっておって
なかなか、気に入っております。
暑い季節の夜には、さらに暑さを感じて
最高ですよ(笑)
聴いてない人は、是非一度聴いてみてくださいな。