COMET_HFB-○○シリーズで成功したステルス処理であるが、当然「このシリーズで上手くいったんだったら、それより少ない手間で出来るDIAMOND_ HF○○FXシリーズもやらんと、意味無いよね~。」となり、適用範囲を広げていった。
元々このシリーズは、エレメントの表面とコイル部は黒いけど、エレメントのスライド対応部が素材色?メッキ色?なので、この部位がどうしても目立ってしまう。なので、ここをターゲットに調整作業の事情も踏まえて、以下のようにやってみた。なおHFB-○○シリーズと同じく、作業当時に途中状態の写真撮影は行わなかったので、文章のみの説明になっている点はご容赦いただきたい。
まず、コイル側の熱収縮チューブ上端に自己融着テープを巻いた後に布絶縁テープを貼る。布絶縁テープは“巻く”ではなく“貼る”という点がポイントだ。
と言うのも、巻いていくと、形状によってテープがダブついてくるので出来栄えがイマイチだからだ。そこで、15~30mmと短めの布絶縁テープを継ぎ接ぎで貼っていく。貼る位置と長さを上手くコントロールすれば、どんなに重なっても3枚以下で済むと思う。
つぎにエレメント収納部だが、処置前にエレメントのロックナットを手締めで軽く締めておく。これは調整時にナットが居る場所のキワキワからテープを貼るようにするためだ。
それで、ここは自己融着テープは巻かずに布絶縁テープを貼るのみとした。ここでの“貼る”は、アンテナ長手方向に沿うようにテープの長さを合わせて、縦長に貼っていく。この際、コイル側の貼り付け済み部に5~10mmを目安に重ねて貼る。
ここまで終わった状態で調整を行い、終了後はロックナットをスパナでしっかり締めてから自己融着テープを巻いて布絶縁テープを貼る。ここでの“貼る”は、コイル側の熱収縮チューブ上端と同じ意味で、なるべくダブつかないように長さと貼る位置をコントロールする。
最後は、エレメント先端の球状キャップ。口元に自己融着テープを巻いてから布絶縁テープで覆う。ここはボテッとしない見栄えが好みであれば、防水性を損なわない程度に巻き数を加減する等、プチ工夫が必要だ。
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という感じで本記事投稿現在、10MHz、14MHz、18MHzの計3本に適用した。今のところ2010年頃に発生した漏水を含め、カムバック後に本シリーズによる事案は発生していない。そういうことであれば、このシリーズのステルス処理は比較的簡単なので、もう一方のシリーズでズッコケたタイミングで個別に移行することも選択肢になりえる。
まぁ、そういう時のために振り返る資料になることを期待しての“雑記的業務日誌”なので、今回はその備えが出来た記事ということで、区切りとしたい。
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