JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

CW運用時のゼロイン執着?に注意

2022年10月07日 08時29分58秒 | 雑感や疑問など

ここ2週間ほどは幾つかの事情を踏まえ、FT-818(送信出力レンジL3@≒5W)を使ったCW運用が99%以上になっている。運用パターンは大半がこちらのCQで、お陰様で沢山の局からCALLいただけている。それはもちろん非常にありがたいことなのだが、1つ問題と言うか何とも微妙に思うことがある。それは、みなさんからCALLいただく時の送信周波数だ。

これはおそらく至って単純な話で、昨今のリグにはCW受信周波数のゼロイン機能が当たり前のように搭載されているため、まず受信周波数をドンピシャに合わせる。そして大半の方は送信周波数も同じなので、結果的に送信もゼロインされた周波数になってしまうという状況だ。

ゼロイン済みの可能性が高い例を挙げると、CWのQSOで双方の信号トーンが全く同じに聴こえる場面だ。これ、25年くらい前だと中々遭遇しなかったけど、最近は少しワッチすれば頻繁に遭遇できる気がする。そういう送受信周波数でパイルアップになっている場面が、上記に挙げた何とも微妙に思うことだとイメージして欲しい。

これ、CALLする側は一見支障は無いように思える展開だが、それを受信する側は大半の信号が同じトーンで重なっている。つまり、ビート状態の信号しか受信が出来ず符号に聴こえないので、せっかくCALLしても中々拾ってもらえない負の循環、つまり、ゼロインが双方にデメリットをもたらしている訳だ。まぁ私の場合、気分次第で「だ~か~ら~、ゼロインすんじゃねぇ~!」と思ってしまう時もある。

これを踏まえると、パイルアップを勝ち抜きやすくする対策も至って単純な話で、各オペレーターがゼロインへの執着?と決別することだと思う。信号トーン(送信周波数)の選択は個々の作戦次第だが、それで当たりに至る(聴き分けてもらえる)確率を上げておけば、例えQRPであっても抜けやすくなる。

まぁ、ゼロインを封印するのではなく、ゼロイン後に少しだけ送信周波数を意図的に変えて、言うなれば隠し味を加えた感覚でCALLいただければと。ちなみに中~高級機であれば、送信CLAR(送信RIT)との併用も有効なプランだと思う。

実際問題、CWに関しては“ゼロインしていない=周波数ズレしているオンボロリグ”などと感じる人は、昨今のリグのハイスペック&高安定性を知らないんだと思う。なので、周囲の目?耳?を気にすること無く、積極的かつ前向きにご検討いただければVY助かります!(笑)


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