忘れ物のおかげで簡易測定を余儀なくされたHF40CL@第一電波2m超クラスセンターローディングホイップだが、とりあえず個体差が有ることだけは分かった。だけど7MHzは、CWと拡張帯SSBそれぞれのエレメントを調整したホイップアンテナとして使用するHF40CLが既にあるので、良い意味で正直なんでもアリ状態だ。
そこで少し考えてみた結果、10月に入って行政のコロナスタンスが変わってきたというタイミングもあり、いつでもどこでもアンテナ設置@お店を広げることが出来るように、各ホイップアンテナの本気測定よりもダイポールアンテナとしての調整&測定を優先することにした。(ちなみに標準エレメント@L≒1200は最低1本を温存できるので、気が向けば何時でも本気測定は可能ということで。)
今回(10/3)は別の都合もあって、常願寺川の右岸堤防9.1キロポスト付近(常願寺川公園の南端付近)でお店を広げる。結果の回数カウントは、この日(10/3)の通算とし、測定条件は前回と同じで以下のとおり。
・ホイップアンテナ :第一電波のHF○○CLシリーズ
・同軸ケーブル :7MHz用アンテナチェックケーブル(コネクターがMP&MP仕様)
・アンテナ地上高 :バラン給電部で5m弱
・アンテナアナライザー:COMETのCAA-500
また、エレメントの状態は以下のように表現した。
・左右:MAV-2W@V型ダイポール基台のバラン側と向かい合うように見た方向
・長さ:ホイップアンテナ本体から突き出しているエレメント長さ
■前回のラスト測定時の再現
・1回目【130°V、左1052mm、右1255mm】:f0≒6.937MHz、SWR≒1.12、Z≒48Ω
完全に一致ではないが、まあまあの感じだ。ということで、場所の差は黙認することにした。
■左エレメントを短めの在庫エレメントに交換
・2回目【130°V、左1030mm、右1255mm】:f0≒6.969MHz、SWR≒1.14、Z≒45Ω
これまでのアンテナで失敗したエレメントが、1回目-22mmになる長さだったため交換&測定。ここで左右のホイップアンテナを入れ替え、芯線エレメントと網線エレメントを反転させて測定。結果はメモに残すのを忘れたが、数kHzの差でしかなかったので誤差レベルだった。
■右エレメントを両頭グラインダーで41mm追い込み
・3回目【130°V、左1030mm、右1214mm】:f0≒7.010MHz、SWR≒1.17、Z≒46Ω
これは単に、前述したホイップアンテナが反転状態だったことを忘れて、2回目の測定まで右エレメントだったものを左エレメントと勘違いして追い込んでしまった。でも、値がぶっ飛んでいる訳でもなくf0がバンド内に来てくれたので、とりあえずセーフ。
■反転を戻して左エレメントのみを両頭グラインダーで短く追い込み
・4回目【130°V、左1000mm、右1214mm】:f0≒7.049MHz、SWR≒1.08、Z≒48Ω
・5回目【130°V、左 970mm、右1214mm】:f0≒7.067MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω
・6回目【130°V、左 940mm、右1214mm】:f0≒7.117MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω
チェックケーブルの周波数にf0が近づいてきたからだと思うが、ベストな値で普段使いの周波数に到達できたので、ここで作業は終了とした。
最終調整結果をいつもの要領で書くと、f0=7.117MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=7.092~7.142MHz(7.117MHz±25kHz)となり、帯域はホイップアンテナとして立ち上げたHF40CLより6kHz狭いが、取説の表(グラフ)でSWR1.5以下を明言している帯域@±15kHzより広いので、成功したと考えたい。
この流れをキープして、なるべく早めにHF20CLを使った14MHz用ダイポールを調整したいと思う。
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