私が把握している範囲では、連続送信出力50Wで14MHz帯と18 MHz帯を同時に運用(ここでは、アンテナの切り換えや交換をしないで運用できることを指す。)できる市販品のホイップアンテナは、現行品ではエレメントが伸縮するタイプ以外に無いと思っている。このタイプのアンテナは価格が高いのと、再現性を確保するための策が面倒なので、今のところ導入するつもりはない。
しかし14MHz帯と18 MHz帯の組合せに限らず、2つ以上のHF帯のバンドを同時に運用できる環境は、私にとって魅力的であり、何とか実現できないものか?と、HF帯のモービル運用を再開した時から考えているテーマである。
過去を振り返ると、第一電波のホイップアンテナHV-4を愛用していた。このアンテナによる初QSOは21MHzSSBでFK(ニューカレドニア島)を10Wの1コールでできたことが、今も鮮明に記憶に残っている。しかし、このアンテナはその数年後に融雪装置による水攻めを喰らってお釈迦となり、以後のHF帯のモービル運用はモノバンドのホイップアンテナで行っていた。
最近になって、某ショップでCA-HVの14MHz帯と18 MHz帯オプションコイルを発見した。CA-HVは簡単に言うとHV-4のコメット版だ。と言うことは、CA-HVが有れば、オプションコイルを購入することでHF帯2バンド(特に14MHz帯と18 MHz帯の組合せ)を同時に運用できるようになるわけで、何とか入手できないかと思うようになった。
CA-HVは数年前に生産終了しており、ネット(オークションではない)で幾つか見てみたが、そんなに都合よく持っている所は無い。運良く在庫(売れ残り)があれば…という想いの下、久しぶりにハムショップ巡りを決めた。早速明日決行としよう。
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