JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

ルーフレールが凶

2008年09月17日 23時15分05秒 | シャック構築

<参考>前記事はこちら
(1)やっぱりモービルでHF帯を運用したい
(2)当てが外れたルーフレール基台
(3)ホイップANTのアースをどうするか?
(4)結局システムキャリアを設置

-・・・-
再び未解決のアースの模索を始める。基台は前回の作業で完了しているので、アースが最後の山のはずなのだが、まだ先が見えていない。とりあえずボディーを洗浄して、第一電波のマグネットアースシートを取り付けて状況を確認することにした。

使用したANTは、コメットのHR7。昔からあるセンターローディングホイップだ。(このクラスを使用したいがために、システムキャリアを妥協したのよね…。)ところがアンテナアナライザのVSWR値は1.1以下でf0は7070付近、目を疑った。次に第一電波の14MHzベースローディングホイップを取り付ける。これもVSWR値は1.1以下でf0は14180付近、マグネットアースシートは成功したようだ。

ここで前回の検証のため、当時の状況を整理すると、
 ・前回はルーフレール基台を使用した。
 ・基台自体は他の部位と導通していない。
 ・基台の形状から、ANTの給電部とボディーの間にはルーフレールがあった。
 ・マグネットアースシートは、ルーフレールの真下や斜め下等、可能な限り場所を変えたが結果はNGだった。

そして今回の状況を整理すると、
 ・今回はシステムキャリア基台を使用した。
 ・基台自体は他の部位と導通していない。
 ・基台の形状から、ANTの給電部とボディーの間には何もない。
 ・マグネットアースシートは、どこに取り付けても結果はOKだった。
   →差があってもアンテナアナライザで確認できないレベルだった。
 ・マグネットアースシートとボディの間に保護シールを挿入しても、結果はOKだった。
   →これもアンテナアナライザで差を確認できないレベルだった。

上記より、
 ・給電部とボディーの間に障害物があってはならない。
 ・厚さの上限はあると思うが、ボディーとマグネットアースシートの間には絶縁物があってもよい。

とりあえず現時点では、この条件を満たせば失敗はしないと結論付けようと思う。今までアースが原因でモービル運用をあきらめた皆さん、この方法および結果は革命的です。(えっ、もう知ってるってか?それは失礼!)私のオススメです。


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