JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

2012冬_長距離乗り鉄part2(2/2)

2012年02月14日 23時40分55秒 | 乗り鉄、駅撮り

大阪駅での撮り鉄記事が予想以上の長文になり、part2は「日本海」の乗車から。


■大阪→青森【東海道本線、湖西線、北陸本線、信越本線、羽越本線、奥羽本線@日本海】

今では「日本海縦貫線」と呼ばれる路線の象徴的な存在と言える列車が「日本海」だろう。この俗称の語源を思わせる定期列車は、10年ほど前に「白鳥」が廃止されたため、「日本海」だけになってしまった。しかしそれも、3月15日発のラストラン便までである。

さて当初、きっぷの変更(右列下段→左列下段)も考えたが、結局何もせずに乗車した。帰りの「つがる」と「いなほ」が右の窓側だったので、そのまま右列下段とした。

ところで、24系「日本海」のA寝台だが、583系「きたぐに」のより凹凸が多く、寝心地は大丈夫か?と思ったが、いざ寝てみると思ったほど気にならず安心。だけど座り心地は583系「きたぐに」の勝ち!24系「日本海」は腰の後ろの空間とシート座面の凹凸が若干気になる。結局、備え付けの毛布と枕で腰の空間を埋めて、座る位置は凹凸が目立たない所を選んで座ることに。しかし荷物の収納性では、座席時の枕(背もたれの頂点部)を回転させて棚にできる24系「日本海」の勝ち!これは583系「きたぐに」には無い機能で、足元などを荷物で占領されずにすむ。どちらも中々やりますなぁ~。(笑)

予定では糸魚川あたりまで寝ないつもりが、起きていたのは金沢あたりまでで、1度目が覚めたのは鶴岡到着数分前、30分ほど地味な夜景を眺めて再び寝る。完全に起きたのは、八郎潟を過ぎた辺り。意識していたわけではないが、東能代以降で再開される車内アナウンスを、待ち構える格好になった。

個人的に右列でよかったことが1つあった。奥羽本線、特に「日本海」と「あけぼの」を撮る全国区ロケ地の1つが白沢-陣場にあり、これを右列から見ることができる。今回は6人の同業者を窓越しに見ることができ、ロケ地の様子を確認できた。

起床後の天候は快晴~曇り、遅れも序盤で数分あっただけで、夜明け後は定刻どおりの運転。天候系の遅れや、運休のリスクを回避した日程を選択してよかったという思いに浸って青森8:45着。ホームは軽く踏まれた程度の雪で覆われていた。


■青森駅【いろいろ撮り鉄】

青森駅は快晴。サラサラの雪がたくさん積もっていたが、除雪が行き届いており、スニーカーで十分移動可能だ。「日本海」は定刻どおり8:45に着き、「つがる」は10:04発なので、それまでに「日本海」、「あけぼの」、快速「しもきた」、青い森鉄道の普通列車、そして「つがる」を撮った。

それにしても、同じ寝台なのに、「日本海」の写真を撮る人の数は、「あけぼの」の4~5倍はいたと思う。この差は印象的である。

それと青い森鉄道の普通列車は、一番東寄りのホームに停車していたので、駅敷地内の上を通っている青森ベイブリッジを絡めて撮ってみたが、画面比が4:3であることを忘れ、ハガキに印刷できるサイズではなくなり、残念な結果となった。


■青森→秋田【奥羽本線@つがる4号】

定刻どおり10:04に発車した。グリーン席は私のみ、新青森で2人目、弘前で3人目が乗車してきた。私の座席は右の窓側で、「日本海」とは逆側の車窓が見える。しばらく走ると岩木山が見えてきたので、ガラス越しに写真を撮った。

それにしても電柱も無く、延々と広がる空間は田んぼだと思うが、富山や新潟などでは見たことがない広さだ。農道はあると思うが、ほとんどが雪に埋まっており、ただただ平面が続き、ずーっと奥に町などの小さく見える人工物があり、その後ろに快晴の空と岩木山という車窓が印象的だった。列車は無事定刻どおり、秋田12:52着であった。


■秋田→新潟【羽越本線、白新線@いなほ10号】

秋田の天候は曇り、多分この先は晴れ間が無いだろう。まぁ日本海側らしいと言えばそれまでだが…。さて、「つがる4号」は12:52着、「いなほ10号」は12:57発ということで、秋田駅で途中下車はできなかった。乗り換えは階段の昇降が不要だったので、写真を撮ったりコーヒーを買ったりする余裕はあった。まぁ先週の草津駅(乗り換え時間2分で階段の昇降つき)よりは、だいぶマシである。

列車は定刻どおり発車、グリーン席は私を含め2人のみ、酒田でプラス1人、余目でプラス4人、鶴岡でプラス3人が乗車してきた。ただ、窓枠がボディ内装面から飛び出ており、個人的には邪魔であった。細めの方ならOKかもしれないが、グリーン席なんだから、何とかならなかったものだろうか…。

羽越本線の印象は、「概ね海岸路線なのに、標高が高い所に線路が敷かれいる。」だ。だから海岸の俯瞰的眺めは素晴らしい。特筆するほどの大きな災害は発生していないようだが、海からの風がとても強いらしく、複線化工事の際に若干内陸に敷設して、旧線を廃止したり等、経緯があるようだ。

この路線には間島-村上に、電源をAC50HzとDCを切り換える「デッドセクション」がある。優等列車の場合、停電なく自動切り換えすると思っていたが、アナウンスで予告した後、停電させて切り替えが行われた。まるで北陸本線の普通列車のようだ。確か物理的には停電させなくても切り替えできるはずなのに、何故だろう?という疑問を抱えたまま、定刻どおり新潟16:33着となった。


■新潟→魚津【信越本線、北陸本線@北越10号】

この列車は新潟18:13発ということで、車窓を楽しむ流れにはならない。正直な所、在来線で今日中に帰宅するための選択というのが第1の理由、それと「日本海」で青森まで行った後に、かつての「白鳥」に近い昼行特急プランを立てた場合の一役となることが第2の理由だ。それこそ新潟で乗り換えなので、この経路だけは「白鳥」に忠実と言える。「日本海」だと、結果的にこの経路は踏襲していない。

本日3便目の列車も、定刻どおり18:13に発車。グリーン席は私を含めて2人、長岡でプラス2人が乗車してきた。私の座席は左の窓側、前述のように日没後なので、場所の差は無いようなものだ。

この列車、旅の最後の最後で遅れが発生した。直江津で新井からの遅れた普通列車と接続させるためのようだ。遅れ時間は約5分で、こちらも乗り換えは無いから、大きな影響は無い。

北陸本線にも羽越本線のように「デッドセクション」(DCとAC60Hzの電源切り替え)がある。区間は梶屋敷-糸魚川だが、ここもアナウンスで予告した後、停電させて真っ暗にして切り替えが行われた。以前は特急列車だと真っ暗にならなかったはずなのに…、記憶違いだったのかな…、2回もやられると、そんなことまで考えてしまう。

ということで魚津21:00着、part2で乗車した営業キロは2063.3km、初めての2000km超、記録更新となった。


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