10MHzは7MHzに近い伝搬特性を持ち合わせているためだと思うが、秋になっても国内QSOが可能なバンドだ。なのでHFB-30は、なるべく早めに立ち上げてバンバン使っていく流れにしたいアンテナの1つだ。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :10MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他 :目いっぱいステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=10.126MHz
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まずは9/14(水)早朝。まだステルス後の傾向2項目を知らない時で、最初にステルス処理を行った状態で測定。結果は、f0=9.987MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω、帯域=9.957~10.017MHz(9.987MHz±30kHz)であった。
今から思えば、この測定を8月の盆中や下旬に行っていれば、9月にやる羽目になった戻り作業ネタの多くを回避出来てたかもしれない。まぁでも、それがあっての今の展開だとも言えるので、ここらへんは何とも微妙なところだ。
次に9/15(木)夕方。まずは溝部に自己融着テープの多重巻き付けを行わないようにして、容量環として機能するよう布絶縁テープのみでステルス処理を実施した状態に。更にエレメントを-10mmスライドさせて挿入長さMAXで測定。結果は、f0=10.049MHz、SWR≒1.05、Z≒48Ω、帯域=10.018~10.080MHz(10.049MHz±31kHz)で、同シリーズの他モデルと同じくf0が低く出ており、自己融着テープが誘電体の役割を果たしていた!に1票上積みとなった。
最後は9/17(土)早朝。もうスライドだけでは対応出来ない所まで来ているので、両頭グラインダーでエレメントの追い込みが伴う測定&調整を行う。結局、9/15の状態に対して-5mm、+1mm、+1mmとトライ&エラーを繰り返し、最終調整結果は、f0=10.126MHz、SWR≒1.17、Z≒48Ω、帯域=10.097~10.155MHz(10.126MHz±29kHz)で、一応バンド内全域が帯域に納まり、作業終了とした。
実はこのアンテナ、ラクティス時代に標準エレメントを34mm削って短くしている。今回は更に3mm削らないと先に進まなかったトライ&エラー結果だったので、上記測定条件だと計37mm削らないとNGだったことになる。
今のところ、同シリーズでこれだけエレメントを削ったアンテナは他に無いので、モービル(通電可能なボディーの広さ?長さ?)との相性なのかな?知らんけど。まぁ、上記結果のように立ち上がってくれたので、結果オーライとしますね。
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