MAT50@マグネットアースシートを2枚にしたことをきっかけに、過去の調整結果がイマイチに思っていたアンテナを改めて測定および調整してみることにした。そのトップバッターに挙げたものが第一電波のHF30FX@10MHzだ。
測定条件などは、ケーブル長さ≒150mmのMAT50×2枚、10MHz用のチェックケーブル、1つ型遅れのCOMET製アンテナアナライザーで、帯域は、SWR≦1.5の範囲、ねらいf0=10.126MHzとした。
新規のアンテナであればエレメント最短状態からスタートにするが、今回は今年の4月に調整を終えた状態から始める。具体的には、エレメント最短から48mm伸ばした状態で1回目の測定。結果は、f0=10.079MHz、SWR≒1.26、Z≒43Ω、帯域=10.057~10.101MHz(10.079MHz±22kHz)であった。単純比較だが、MAT50×1枚の時に対してf0が45kHz低く出た。
この後は、前回の調整実績も踏まえて、エレメント長さを-20mm、+10mm、-2mm(=最短長さから36mm伸ばした状態)と変えていき都度測定。最終的には4回目の測定となり、結果はf0=10.127MHz、SWR≒1.28、Z≒42Ω、帯域=10.106~10.148MHz(10.127MHz±21kHz)となり、ねらいf0+1kHzで妥協&調整終了とした。
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今回、MAT50×2枚状態での調整だったけど、1枚状態時と比べてボトムSWR値がほとんど変わらなかったから帯域もほとんど変わらなかった。アースが安定すればボトムSWR値も低く出て、帯域も広いことになってくれると期待していただけに、少々期待外れな結果となった。まぁ、この1本だけで見極める訳にもいかないので、他のバンド用の測定結果と使いながら安定感を実感できることに期待したい。
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