これまで、10WのCW@FTDX10Sと50WのSSB@FT-891Mで時間的能力(要するに持ち時間)を試して来たPDモバイルバッテリー“OHM-PD-MONSTER-1”だが、今回はTM-D710Gを使って10WのFM運用をやってみたので、その結果をまとめてみた。
結局のところCW運用もSSB運用も、お店の謳い文句(430MHzFMで50W運用して約4時間、更に+αもある?)には到底及ばない結果しか出せていないため、私のニーズで残っているFMで試せば、全シチュエーションの結果が手に入る。と言うことで、普段使いでどの程度行えるのかを見てみることにした。
試した条件は、普段の運用スタイルを踏まえて以下のとおり。
・PDモバイルバッテリーは、付属の充電器で満充電にした状態をスタート点にする。
・TM-D710Gは、デュアルワッチ状態で使用する。
・送信出力は、両バンドとも10W@Mモードとする。
・CQは、メインで1送信とサブで3送信を1回(1カウント)とする。
上記の条件で成り行き任せの使用を続けるが、SSBの時のようにアバウトな結論にしないため、以下を記録した。
・電源ON&OFF時刻、ワッチ開始&終了時刻
・周波数の使用or混信確認時刻、CQを出し始める時刻&出し終える時刻
・QSO開始&終了時刻
・その日の最後の電源OFF時刻から10分以内に測定した電圧。
これらを基に計算し、1チャージでそれぞれ行った合計時間と最終電圧は以下のとおり。
・期間&記録件数 :連続で8日間、計50件
・使用中の電圧範囲 :12.12~10.07V
・ワッチ時間(無信号時を含む) :計15時間59分(延べ回数:34回)
・CQ関連の時間(待機時間を含む) :計37分(延べ回数:11回)
・QSO関連の時間(受信時間を含む):計1時間51分(QSO件数:5件)
終盤は、どこまで(どれだけの電圧まで)使用するのかを決めかねていたけど、5件目のQSOで送信開始直後にディスプレイが暗くなる現象を確認した。
この時点で電圧は10.66Vであったがワッチ限定で使用を続け、最終ワッチ後で10.0V近くになったことと、使用日数が一週間を超えていたため、これ以上のロングサイクルは否定しないけど現実的ではないと判断し、ここで区切りとした。
上記を踏まえ、1チャージで2時間程度の運用が行えそうだ。また、充電サイクルを一週間とし、例えば毎週金曜日の夜に充電し、土曜日のお出かけ時から翌週金曜日の帰宅時まで連続で使うなどのプランが思い付く。
まぁバッテリーの能力的には、やはり謳い文句が文句だけに満足度は低いけれど、こうなれば割り切ってディープサイクルバッテリーの温存に一役買ってもらうという立ち位置を与え、週1回の充電サイクルを目安にTM-D710Gで使い、オプションにFTDX10Sで2時間弱の運用も可が有るという認識で行ってみようと思う。
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