JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

充電電流を小さくする試みpart3(B4:6A→AFR:2A)

2021年07月24日 18時19分23秒 | 電源系

モービル運用で使っているディープサイクルバッテリー@ACDelco製Voyager_M31MF(12V、115Ah相当)だが、劣化対策として充電電流をなるべく小さくしたいと思って、色々やってみている。

現時点では推奨電流12Aまたは10Aに対して、オフィシャル充電器@ACDelco_Voyager用AD-2002を使って6Aまで減らせている。もちろん充電時間は長くなるが、元々それをカバーするための2個体制で、空白時間を発生させないように手を打っている。要するに、1個のバッテリーが対応可能な時間内に、もう一方の充電が終わればOKということだ。

そこで、充電器のメニューの中で最も小さな電流である“2A”で充電してみる。ちなみに充電時間の実績だが、スタート時のバッテリー電圧を12.0~12.2V@残容量目安を50%とした場合、10Aで6~7時間6Aで8~9時間だ。

これらを踏まえた結果、2Aでの充電時間は約27時間かかると見込んだ。充電器の取説をナナメ読みしたところ、1チャージ(連続充電時間)が最大36時間とのことらしいので、何とかなりそうだ。

と言うことで、7/17(土)18:30に充電開始。直前の状態は、バッテリーの電圧がデジタル回路計で12.20V、充電器の表示も12.0Vであることを確認。充電電流は2Aを選び、あとは時々様子を見ながら待つことに。夜明け後は数時間毎に状況を記録していき、24時間後となる7/18(日)18:30には充電器の表示電圧が14.3V、充電量が65%であった。

しかし、それから1分も経たないうちに充電器からブザー音が聞こえ、充電器の表示を見ると“Er.5”となっていた。慌てて取説で確認すると、“24時間を経過しても満充電とならない”とのこと。当然「最大36時間やれるんじゃなかったんか?」と思ったが、さらに取説を見てみると、36時間は救済充電を行う“メンテナンスモード”の場合らしい。一方、通常の最大連続時間を直接述べている文面は無く、ブザー鳴りっぱなし&Er.5が出るまでの24時間が1チャージの限界としなければいけないようだ。

仕方が無いので充電器を再起動して、2A@同じ条件で充電を再開。2時間後に充電器の表示電圧が15.3V、充電量が90%、そして2時間30分後にはFUL表示を確認し、充電は完了した。結果、2Aでの充電時間は26時間30分弱となり、ほぼほぼ当初の見立てどおりになった。

この時点でバッテリーの電圧は、デジタル回路計で13.56V、24時間後が同じく13.15Vで、これらの値が今回より大きな電流で充電した時とほとんど変わっていない。ということは、この充電器は電流の大小に関係なく、出力電圧で同じスパートをかけてくれるようだ。つまり所要充電時間さえ納得できれば、小さい電流で充電しても問題は無いことになる。

ただし2Aで満充電にしたい時は、ただ1チャージするだけでは足りない。例えば今回のように2チャージ目を行うか、充電直前の電圧を今回より高めにして1チャージで賄うとか、何か必要になる。この辺は次回以降でお試ししようと思う。


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