ノダケ[野竹](セリ科)
山野に生える多年草。葉は3出羽状複葉で、小葉は深裂し、葉柄は袋状に膨らむのが特徴です。
9~11月、枝先に複散形花序に暗紫色の花を咲かせます。画面中央の花序が咲き始めたところでしょうか。
根を前胡(ゼンコ)といい、解熱、鎮痛、鎮咳去痰薬に用います。
このノダケは、よく歩く林の中に生えています。3年前の晩秋、枯れかけた姿を見たのが最初の出会いです。ノダケらしいといわれて、次の年に花を確認しようと思っていたのですが、去年も一昨年もその時期を逃し、花に出会うことができませんでした。
今年はようやく花の季節に間に合いました。この暗紫色の花、一度見たら忘れませんね。
9月中旬 横浜市内にて