自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

小さな花も・・・ヤエムグラ

2010-05-13 20:41:00 | お散歩


ヤエムグラ[八重葎](アカネ科)
人里や荒地に生える1年草~越年草。春になって発芽するものもありますが、多くは秋に芽生えて冬を越します。春から初夏にかけてよく生長し、茎高60~100cmになります。
6~8枚の細長い葉が、茎の一つの節を輪のように囲んで生えますが、本来の葉は2枚だけで、あとは托葉が大きくなったものだそうです。
葉や葉柄、茎には下向きに刺が生えていて、これによって他物にしがみついて伸びていきます。
5~6月、茎先に黄緑色の小さな花を咲かせます。その後つける果実には、かぎ状毛があり、いわゆるひっつき虫の仲間です。
道端などで、仲間同士で絡み合ってだらしなく伸びたヤエムグラを見かけますが、このヤエムグラは、まだそれほど伸びてはいませんでした。花のやや下には、丸い果実も見えますね。
昔の子どもは、この葉を胸に着けて遊んだそうで、「勲章花」という別名もあるそうですが、私にはその記憶はありません。子ども達の身近にいたこの草も、今では見向きもされていないのでしょうね。

5月上旬 横浜市内にて

コメント (8)
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