自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

キクイモ・・・

2014-09-13 21:23:00 | お散歩
キクイモ[菊芋](キク科)
北アメリカ原産の多年草。全体的に粗い毛を密生し、葉は長楕円形で、縁には粗い鋸歯があり、茎の下部では対生で、上部では互生します。
8~10月、茎の上部が分枝し、その先に頭花を上向きに付けます。舌状花は10~20個あり、筒状花ともに黄色です。
地下に根茎を伸ばし、その先に塊茎を付けます。塊茎にはイヌリンが含まれており、果糖やアルコールの原料として多く栽培もされました。また戦中戦後の食糧難時代には食用にもよく用いられました。
最近になり、糖尿病の予防などに用いるため、見直されているそうです。
よく似た花にイヌキクイモがあります。イヌキクイモは花期がやや早く、舌状花の数が10個以下、葉がやや細め、全体に毛が少ないなどの違いがありますが、塊茎がキクイモに比べて小さいので、それを掘り取って比べるのがいいようです。
以前は近所の境川の土手でも、この花を見ることができました。数年前から土手周りの管理が厳しくなって、土手の木は切り倒され、強い草刈りも頻回に行わるようになりました。そのためこの花の姿を見る機会がめっきり減ってしまいました。
久しぶりの出会い、ひっそりという感じで咲いています。。。

9月中旬 大和市内にて

コメント (5)
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