アオツヅラフジ[青葛藤](ツヅラフジ科)
本州~沖縄の山野や道端に見られる、雌雄異株の落葉つる性木本。葉は有柄で、卵形から広卵形で先は鈍く全縁または浅く3裂します。7~8月、枝先や葉腋から円形花序を出し、黄白色の小花を咲かせます。雄蕊は離生し、雌蕊、雄蕊とも3~6本です。果実は液果で、果皮の表面は白い粉を吹いているように見えます。種子を取り出して観察したことがありますが、U字型の皺があって、その形はアンモナイトにも例えられます。
以前にも載せましたが、茎や根を「木防已(モクボウイ)」といって、利尿、鎮痛、解熱、緩下薬に用います。果実を干して煎じたり、生のまま絞った汁を飲んでも効果があるそうです。 身近な薬草、この辺りではよく目にすることが出来ます。
12月下旬 横浜市内にて