自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

毒蛇??

2006-05-24 21:43:00 | お散歩
ついさっきまで、雷が鳴っていました。まさか梅雨明けの雷ではないですよね。
さて、植物にもいろいろと物騒な名前を付けたものがあります。



マムシグサ[蝮草](サトイモ科)です。偽茎(一見、茎に見えるところ)の色や模様が、あの毒蛇、蝮の模様に似ているから名付けられたそうです。
子供の頃、花(仏苞炎)の形がウツボカズラに似ていたので、この草も食虫植物かと思っていたら、サトイモの仲間だと後で知りました。でも、この中にはいった蠅などの昆虫は、外へ出ることができずに死んでしまう事もあるそうです。
マムシグサの仲間は、栄養状態によって性転換します。栄養状態が良く、大きく育つと雌に、栄養状態が悪く、小さかったり、後から小さくなったりすると雄になるそうです。
根茎は、サトイモに似ているようですが、有毒で食用にはできません。でも乾燥させてから使うと、鎮痛・去痰薬として薬用になります。
この草は、形が独特で不気味な感じがします。子供の頃に、この草の生えている山で遊んでいたら、ズボンの中にムカデがはいり、そのまま気付かずに家に帰って、ズボンを脱ぐとき太ももを咬まれた事があります。そんな記憶があるから、印象が悪いのでしょうか。
でも、咬まれたのが蝮でなくてよかったのかな?

4月下旬 横浜市内にて


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 思い出の花 | トップ | 咲けば都?? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お散歩」カテゴリの最新記事