自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

咲けば都??

2006-05-25 22:28:00 | お散歩
昨日の雷が、梅雨のような天気を連れ去ってくれたのでしょうか。今日は良く晴れました。
雨が降らないのも困りますが、降り過ぎもね・・・
今週末は子供の運動会ですが、雨を気にしながらやるよりも、スカッと晴れた空の下でやりたいですよね。
近所を散歩していたら、道祖神のある草むらに、こんな花が咲いていました。



ミヤコグサ[都草](マメ科)です。京都に多く咲いていたためこの名があるそうですが、全国的に見られる草だそうです。花の形から「烏帽子草」という別名もあるようです。
この花の大きさは、1~1.5㎝ほどです。視線を下げてよく見るとこんなかわいい花ですが、通常の視線ではこの花の魅力も分かりません。相手と対等の視線というのは大切なことですね。
大事なことを見落とさないように、意識していきましょう。

5月下旬 大和市内にて


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毒蛇??

2006-05-24 21:43:00 | お散歩
ついさっきまで、雷が鳴っていました。まさか梅雨明けの雷ではないですよね。
さて、植物にもいろいろと物騒な名前を付けたものがあります。



マムシグサ[蝮草](サトイモ科)です。偽茎(一見、茎に見えるところ)の色や模様が、あの毒蛇、蝮の模様に似ているから名付けられたそうです。
子供の頃、花(仏苞炎)の形がウツボカズラに似ていたので、この草も食虫植物かと思っていたら、サトイモの仲間だと後で知りました。でも、この中にはいった蠅などの昆虫は、外へ出ることができずに死んでしまう事もあるそうです。
マムシグサの仲間は、栄養状態によって性転換します。栄養状態が良く、大きく育つと雌に、栄養状態が悪く、小さかったり、後から小さくなったりすると雄になるそうです。
根茎は、サトイモに似ているようですが、有毒で食用にはできません。でも乾燥させてから使うと、鎮痛・去痰薬として薬用になります。
この草は、形が独特で不気味な感じがします。子供の頃に、この草の生えている山で遊んでいたら、ズボンの中にムカデがはいり、そのまま気付かずに家に帰って、ズボンを脱ぐとき太ももを咬まれた事があります。そんな記憶があるから、印象が悪いのでしょうか。
でも、咬まれたのが蝮でなくてよかったのかな?

4月下旬 横浜市内にて


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思い出の花

2006-05-23 23:02:00 | お散歩
爽やかな5月の青空は、どこへ行ってしまったのでしょう。まだ梅雨入りしていないんですよね。こんな天気のおかげで、散歩に出かけることもあまりできません。
そんな訳で、この花も先月咲いていたものです。



シャガ[射干](アヤメ科)の花です。林の中で群生しますが、公園や庭先でも見ることが多いと思います。昔住んでいた家にも、祖母が植えたシャガがありました。小さくても可憐なこの花が、子供の頃から好きでした。今思うと、あの家の庭には、いろいろな植物が植えられていました。もっとも、山の中だったので、自然に生えていたものも数多くあったと思います。今の私が、植物好きなのは、その頃の影響もあるのでしょうね。
今の家は、住宅地の中にあるので、子供達に同じ経験をさせることができません。ちょっと残念です。できるだけ、自然と触れ合えるようにしてあげたいと思っています。
さあ!みんなで散歩に行こう!!

4月下旬 横浜市内にて


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赤もあります!!

2006-05-22 21:52:00 | お散歩
江戸時代、ガラス器などを輸入する際、壊れないように一緒に詰められた草を知っていますか?
そう、シロツメクサ(クローバー)です。この花は、その名の通り白いですが、赤い花もあるんです。



ムラサキツメクサ[紫詰草](マメ科)です。この草もシロツメクサ同様、牧草や緑肥として輸入されたものが帰化したものです。花が赤いのは、「アカツメクサ」と思っていましたが、こちらは別名みたいです。
シロツメクサと違い、茎は高さ20~60㎝になり、立ち上がる感じです。この花も20~30㎝はあったと思います。
ムラサキツメクサは、開花前の蕾を刈り取り日干しにして乾燥しさせ、去痰や咳に煎じて飲むと効くそうです。身近な薬草ですね。

5月下旬 横浜市内にて


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金銀花

2006-05-21 22:55:00 | お散歩
今日は、久しぶりによく晴れた1日でした。野毛山動物園にでも行こうと思ったのですが、思いのほか人出が多く、駐車場が確保できず、おまけに子供の具合が悪くなってしまって、そのまま家に帰ってきました。今度行く時は、電車で行った方が良さそうです。
午後、子供の具合も落ち着いたので、ちょっと散歩に出かけました。境川沿いの田んぼでも、どうやら田植えの季節がやってきたみたいです。早いところでは、もう苗が植えてありました。そんな川沿いを歩いていると、甘い香りが漂ってきました。



スイカズラ[吸葛](スイカズラ科)です。花の蜜を吸うと甘いのでこの名があるそうですが、この花の周囲に漂う香りも甘くよいものでした。
別名を金銀花といいますが、花の色が初めは白く、次第に黄色くなってゆくことに因んでいるそうです。
茎葉を忍冬といい、生薬として解熱利尿や皮膚疾患に用います。
辻堂海浜公園の駐車場にもありましたが、近くを散歩しながら、「金」と「銀」の香りを楽しみに探してみませんか?

5月下旬 横浜市内にて


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