自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

ヤマブキ色・・・かな?

2006-05-05 23:00:00 | お散歩
天気のよい日が続く、今年のゴールデンウィークですが、少々風邪気味で今ひとつ調子が出ません。そんな中、県立公園の山の中でこの花に出会いました。



ヤマブキソウ[山吹草](ケシ科)です。花の感じがヤマブキに似ていることから、名付けられたそうですが、この花は花弁が4枚。ヤマブキはバラ科で、花弁は5枚となります。
前に載せたクサノオウは、同属で花の感じも似ていますが、クサノオウのほうが全体的に毛が多く、花は頼りない感じがします。
やはり、有毒植物になりますので、食べない方がよいと思います。
緑多いこの季節、“山吹色”の花を探してみてください。

4月下旬 横浜市内にて
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甘~いユリ

2006-05-03 22:58:00 | お散歩
今日は、よく晴れ絶好の行楽日和でした。家族でお台場に行ってきましたが、「ユリカモメ」って、あんなに混むんですね。驚きました!!

さて、この花の形は、ホウチャクソウに似ています。



アマドコロ(ユリ科)です。ホウチャクソウのところで、花をいっぱいつけるのはナルコユリと書きましたが、似たものがあるのです。アマドコロは茎が角ばっていて、花も1~2個ずつつけますが、ナルコユリは茎は丸く、花も3~4個ずつつけるそうです。
写真では茎の形は分かりませんが、アマドコロでよいと思います。
名の由来は、根茎がヤマノイモ科の「オニドコロ」に似ていて、食すと甘いからだそうです。この公園では、何ヶ所か群生していましたが、非常時のために、ぜひ覚えておくとよいでしょう。

4月下旬 横浜市内にて
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百合の子供・・・

2006-05-02 15:52:00 | お散歩
この花は、名前に「ユリ」がはいります。



チゴユリ[稚児百合](ユリ科)です。昨日載せたホウチャクソウと同じチゴユリ属に分類されます。ホウチャクソウよりさらに小さく、茎も細く、葉も薄い感じがします。
白い小さな花を下向きにつける姿は、なんとも奥ゆかしく、清楚な感じがしますね。この小さな花の様子から「稚児」百合と名付けられたそうですが、これでも立派な大人です。大人の色気をどうぞ感じてみてください。

4月下旬 横浜市内にて
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ユリの花咲く・・・

2006-05-01 22:56:00 | お散歩
今日は、真夏のような暑さでした。今年も、もう5月。歳をとるにつれ、1年が短く感じるといいますが、まさにその通りだと思う今日、この頃です。
この季節、公園内などにある、ちょっとした林に行くと、こんなユリの仲間が咲き乱れています。



ホウチャクソウ[宝鐸草](ユリ科)です。
ここ神奈川の県花は、山百合ですが、ホウチャクソウはこのように、とても地味な花をつけます。でも、地下茎で繁殖をするので、よく群落を形成しています。ですから、その数では圧倒的に山百合より多いでしょう。
「宝鐸」とは、寺院などの軒下に下げてある飾りのことをいいますが、1株に1~2個ほどの花が付く様子は、まさにその姿を連想することができます。でも、この花が1株に鈴なりに咲くとナルコユリと言い、花の様子を「鳴子」に例えたものだそうです。植物の名前を付けた人のセンスには、本当に感心させられますね。

4月下旬 横浜市内にて
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