魔よけの葉・・・

ヒイラギ[柊]（モクセイ科）の花が咲いていました。各地の山地に生える常緑小高木です。葉は対生し、棘状の大きな鋸歯があり、その先端も棘状に鋭く尖ります。
この棘が、鬼の目を突くとして、門にさしておくと厄払いになると考えられてきました。門前などに植えられているのも同じ厄除けの思想からだそうです。そういえば、子供の頃住んでいた家の玄関先にも植えてありました。
柊の目印とでも言うべきこの棘ですが、成長するに従い少なくなり、やがて無くなって全縁となってしまいます。人間も植物も歳をとると丸くなるものなのでしょうか。。。。。

１２月中旬　大和市内にて
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今日は、クリスマスイブ。
クリスマスの飾りに、ヒイラギのリースがありますが、こちらはセイヨウヒイラギでモチノキ科の木です。

天然色素・・・

クチナシ[梔子]（アカネ科）の実です。
静岡県以西の暖地に生育する常緑の低木ですが、公園などに植えられている事も多いです。
５～６月に香りの良い花を咲かせますが、秋にこんな実をつけます。これを「山梔子（サンシシ）」といって消炎、利胆、止血薬として用います。また、黄色色素としても用いられ、天然由来の安全な色素としてたくあん漬けや栗きんとんなどに使われてきました。
クチナシの花の匂いを強すぎて嫌う人もいますが、私はこの甘い匂いが好きです。
季節を感じさせてくれますからね。。。。

１２月中旬　大和市内にて
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今日で、このブログを始めてちょうど１年となりました。
こんなに続けられるとは思っていませんでしたが、いつまで続く事でしょう・・・・・
このブログに訪れてくれた皆さんに感謝です！！

秋も終わって・・・

イチョウ[銀杏，公孫樹]（イチョウ科）の実りも終わりでしょうか。ギンナンが根元に落ちていました。
イチョウの葉は独特で扇型をしていますが、成木では切れ込みが無い葉が多く、若木や生長の勢いの良い枝では、深い切れ込みのある葉になります。この木は切れ込みの無い葉がほとんどのようです。雌雄異株ですが成長したものでは、雌株は果実の重みで枝が垂れ下り、横に枝を伸ばした樹形となりやすく、雄株はすらりと枝を上方に伸ばした樹形になります。
今度からは枝振りを見て、ギンナンの生る木を探して見ることにします。。。。。

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冬に散る・・・

ツタ[蔦]（ブドウ科）です。
やはり各地の山野に生える、落葉性の藤本です。葉は互生し、３裂した単葉あるいは３枚に分かれている場合もあります。秋には美しく紅葉し、冬に葉を落とすので「ナツヅタ」とも呼ばれています。キヅタとはくっつき方も違い、ツタは巻きひげの先端にある吸盤で壁などにくっついているそうです。
このツタは、近所の神社の境内裏にある、大人が三人がかりで抱えられるような大きなケヤキの幹にくっついていました。まるで壁にくっついているようですね。。。。。

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緑連なる・・・

キヅタ［木蔦］（ウコギ科）の実も実っています。各地の山地に生える常緑の藤本。葉は互生し茎から気根を出して、木や岩に付着して這い登ります。巻きつく事がないので、寄生した樹木を枯らす事は少ないそうです。
冬でも葉があるので、冬蔦（フユヅタ）とも呼ばれます。ちなみに「ツタ」は、ブドウ科で落葉性の植物です。
キヅタの葉は、大きくなると写真のように全縁になりますが、若い葉では３裂るする事もあります。
花の時期は、１０～１１月ですが、この時期に生る実は鳥や動物達にとって、貴重な食料となっているのでしょう。

１２月上旬　横浜市内にて
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