マユミ[真弓](ニシキギ科)
林際の道を歩いていると、何か白い花のようなものが視界の隅に入りました。この季節に何の花が咲いているのだろうと思い近付いて見ると、それは赤い種子を落とした後のマユミの果皮でした。
初めの内は、花が咲いているようで賑やかな感じがしましたが、暫らくみているうちに何か悲しい気分になってきました。
でも、このマユミは生きてます。春になれば若葉が芽吹き、また賑やかになることでしょう。
秋のマユミ
1月下旬 横浜市内にて
ヒヨドリ[鵯](ヒヨドリ科)
ヒヨドリは、スズメに次いでよく見かける鳥ですね。その鳴き声は、賑やかと言うよりは、少し耳障りに感じる時があります。子どもの頃、庭に餌台を作って野鳥の観察をしていた時があるのですが、こいつが来るとメジロやシジュウカラなど他の鳥が逃げてしまいます。その時は、憎たらしい奴と思っていましたが、今ではその姿を見ると懐かしさもあり、可愛らしい奴と思います。
この日、道端の畑近くで一羽のヒヨドリを見つけました。立ち止まって見ていると、畑際にあるマンリョウに近づき、その赤い実を食べようとしていました。
実をくわえたところを撮ろうと思ったのですが、こちらの気配に気付いたのか、畑に残るブロッコリーに行ってしまいました。
身近にいるので、いつでも撮れると思うのですが、なかなかその姿を捉えるのは難しいようです。
ブロッコリーの花
1月中旬 横浜市内にて
スズメ[雀](スズメ科)
川沿いの道を歩いていると、なにやら賑やかな声が聞こえてきました。道端の民家の屋根に、たくさんの雀が群れていたのです。
屋根の端に一列にならんで、何を相談しているのでしょうね。
スズメは、一番身近な野鳥ですね。人里離れた所や山の中では、その姿を見ないそうです。スズメノヒエやスズメノテッポウ、スズメノヤリなど、植物の名にもよく使われていて、昔から親しまれてきたことがわかります。
子どもの頃、庭に来るスズメを捕ろうと、米粒を撒いてざるで罠を仕掛けたことがありますが、米粒だけ食べられて、捕ることはできませんでした。人に慣れているようで寄せ付けない、絶妙な距離感がありますね。
1月中旬 横浜市内にて