花に出会えて・・・ゴンズイ

ゴンズイ［権萃］（ミツバウツギ科）
秋に、赤と黒の絶妙な色合いを見せる実を付けるゴンズイ。今まで花を見たことがありませんでしたが、ようやく見ることができました。車通りの多い街道沿いの林際を歩いていたら、偶然見つけたのです。
車が通り過ぎると花が揺れるし、時折吹く風にも揺れるので、なかなか思うように撮れませんでした。よく観察していたゴンズイの木は、切られてしまったので、思ってもみなかった場所での出会いは嬉しかったです。
さて、この木は切られずに生き残るでしょうか。実の生る過程も観察してみたいと思っています。

2010年の実

５月中旬　横浜市内にて

白い花、満開・・・

エゴノキ[野茉莉]（エゴノキ科）
昨日載せたハクウンボクとは同属なので、花の感じは似ていますね。でも、エゴノキのほうが目にする機会は多いと思います。そんなエゴノキは、満開を迎えていました。本当にたくさんの花を咲かせているので、とてもよく目立つし、その甘くいい香りも辺りに漂っています。
そろそろ花も終わりかけで、林際などでは、散った花が白い絨毯のようになっている所もあるのではないでしょうか。5月の空には、よく似合う花だと思います。

エゴノキの泡

コゴメウツギ［小米空木］（バラ科）
林の中や林際では、こんな白い花も盛りを迎えていますね。大きさではエゴノキに負けていますが、ひとつひとつの花の姿は、いい勝負だと思います。
5月の林は、色々な花が咲き誇ってとても賑やかですね。

2009年の花

５月中旬　横浜市内にて

白い花も・・・

トベラ［扉］（トベラ科）
東北南部～沖縄の海岸の樹林や岩場に生える雌雄異株の常緑低木～小高木。乾燥に強いので、公園樹や道路の緑化帯などにもよく植えられています。
葉は革質で、普通中央よりもかなり上部でもっとも幅が広いです。葉の先は尖らず、枝先に集まって付きます。葉の縁は裏側に巻く傾向が強いです。
4～6月に咲き始めは乳白色で、のちに淡黄色となる花を咲かせます。
このトベラは、駐車場の脇に植えられていました。花の様子がうまく撮れなかったのが残念です。

ハクウンボク［白雲木］（エゴノキ科）
ハクウンボクも白い花を咲かせていました。白くたなびく雲のように見えるでしょうか。

ハクウンボクの実

ミツバウツギ［三葉空木］（ミツバウツギ科）
ミツバウツギも白い花を咲かせます。いつ見ても、このように開ききらない花ばかりです。
可愛く開いて咲く様子も見たいと思いますが、これもタイミングなんでしょうね。

2010年の花

５月中旬　横浜市内にて

ヨクの無い木・・・コマユミ

コマユミ［小真弓］（ニシキギ科）
北海道～九州の暖帯～温帯の山地に生える落葉小高木。葉は対生し、葉柄は短いです。
枝にはコルク質の翼がありませんが、枝に翼のあるニシキギと同じ品種となるそうです。
名の由来は、小さいマユミということでしょうが、マユミの葉柄はもっと長いので区別はできると思います。
この木は、よく歩く林際の道端にありました。たぶん植えられたものでしょうが、今まで何度も通っているのに気づくことはありませんでした。
この秋には実のなる様子も観察したいと思います。

ニシキギの実　マユミの花

５月中旬　横浜市内にて

タイミング・・・ホオノキ

ホオノキ[朴木・厚木]（モクレン科）
小雨がちらつく中、ホオノキの花を見に行ったのですが、ちょうどよい具合に咲いた花がありませんでした。一番傷んでない花がこれでした。すっかり開ききっていますね。

まだ蕾もあり、どうにか咲いている花はないかと探したのですが、残念ながらありませんでした。この花はようやく開きかけたところです。晴れていれば、この花もきれいに開いていたのでしょうか。
花がきれいに咲いている時期に行くことは、なかなか難しいですね。でも、甘い香りが辺りに漂っていたので、それを楽しむことはできました。

2008年の花

５月中旬　横浜市内にて