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シロバナエンレイソウ[白花延齢草](ユリ科)
北海道~九州の山地林下に生える多年草。別名をミヤマエンレイソウといいます。
茎葉は3輪生で、花は3数性。内花被片は花弁状で先は尖り、長さ20~27mm。外花被片とほぼ同長かより長いです。花糸は葯と同長で、子房は卵状円錐形です。
4~6月、こんな白い花を咲かせます。
この花は、父の故郷、大船渡で出会ったものです。ここは海から少し離れた所なので、津波の被害はありませんでしたが、200m位下がった所にあった父の実家は床上まで浸水し、解体されました。
海岸近くの状況は、とても言葉では言い表されないものです。テレビで見ている印象より、ひどいものでした。
流された家々や車、養殖用の棚など、被災直後よりはずいぶん片付けられたそうですが、まだまだ多くが残されています。水道や電気も完全に復旧しているわけではなく、多くの世帯が断水したり、停電が続いていたりしています。
また、飲食店やスーパーなどの商店は、海岸近くにあったので、買い物をするところがない状態です。特に隣町、陸前高田は市域ほぼ全体が被害を受けてるので、店も無く、車も流されていて、買い物もできないのです。
そんな様子を見てきても、私には何もできませんでした。かえって被災地で暮らす親戚達に励まされてしまいました。
まだまだ厳しい状況が続いています。一刻も早く、復旧に向けた取り決めを、国が主導してでも決定して、1日でも早く通常の生活が送れるようになって欲しいと思います。
5月上旬 大船渡市内にて