自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

アキニレ・・・

2014-09-14 21:28:00 | お散歩
アキニレ[秋楡](ニレ科)
川沿いの道端に生えた木を何気なく見ていたら、小さな花のようなものに気付きました。
この木はアキニレのようです。

秋に花を付けることからこの名がついたそうですが、アキニレの花は初めて見ました。
図鑑によると、本年枝の葉腋に4~6個の花を付けるということです。大きめの葯を付けた雄しべは4本。わかり辛いですが、ここにも4個ほどの花があるようです。
この後に生る果実は翼果で、葉が落ちた後も長く残ります。その様子は何度も見ていますが、花の咲く様子も見ることができて嬉しいですね。

2012年の果実

9月中旬 大和市内にて

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キクイモ・・・

2014-09-13 21:23:00 | お散歩
キクイモ[菊芋](キク科)
北アメリカ原産の多年草。全体的に粗い毛を密生し、葉は長楕円形で、縁には粗い鋸歯があり、茎の下部では対生で、上部では互生します。
8~10月、茎の上部が分枝し、その先に頭花を上向きに付けます。舌状花は10~20個あり、筒状花ともに黄色です。
地下に根茎を伸ばし、その先に塊茎を付けます。塊茎にはイヌリンが含まれており、果糖やアルコールの原料として多く栽培もされました。また戦中戦後の食糧難時代には食用にもよく用いられました。
最近になり、糖尿病の予防などに用いるため、見直されているそうです。
よく似た花にイヌキクイモがあります。イヌキクイモは花期がやや早く、舌状花の数が10個以下、葉がやや細め、全体に毛が少ないなどの違いがありますが、塊茎がキクイモに比べて小さいので、それを掘り取って比べるのがいいようです。
以前は近所の境川の土手でも、この花を見ることができました。数年前から土手周りの管理が厳しくなって、土手の木は切り倒され、強い草刈りも頻回に行わるようになりました。そのためこの花の姿を見る機会がめっきり減ってしまいました。
久しぶりの出会い、ひっそりという感じで咲いています。。。

9月中旬 大和市内にて

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ヒガンバナ・・・

2014-09-12 22:40:00 | お散歩
ヒガンバナ[彼岸花](ユリ科)

水辺の草地で、ヒガンバナの花を見つけました。
彼岸の入りまであと10日余り、少し早い開花でしょうか。
後ろには、花の盛りを過ぎたミソハギの姿も見られます。盆から彼岸まで花が咲き続けるのですね。
今年の残暑は厳しくなく、秋を迎えた感じですね。

2012年の花

9月中旬 大和市内にて

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オオバタケシマラン・・・

2014-09-11 20:36:00 | 旅行
オオバタケシマラン[大葉竹縞蘭](ユリ科)
北海道~本州中部以北の高山帯~亜高山の林縁などに生える多年草。葉は互生し、卵形~長楕円形で葉先は尖り、基部は茎を抱き、葉裏は白味を帯びます。

6~8月、葉腋に花柄を伸ばし、釣鐘状の花を1個ずつ下向きに付けます。花冠は白緑色で、先は6裂し反り返ります。花柄には関節があり、途中で曲がるのが特徴です。
果実は液果で、赤く熟します。
この花も特徴的は形をしていますね。株全体としてはよく枝分かれして、横にも大きくなっていました。
今度は赤く熟した実の様子も確認したいですね。

7月上旬 岩手県内にて

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ツルツゲ・・・

2014-09-10 17:28:00 | 旅行
ツルツゲ[蔓黄楊](モチノキ科)

北海道~本州、四国、九州の山地~亜高山帯の林内に生える雌雄異株の常緑小低木。葉は互生し、披針形~楕円形で縁には粗い鋸歯があります。茎は地面を這い所々で根を出します。
6~7月、前年枝の葉腋に、径4mm程の白色の4弁花を付けます。果実は核果で赤く熟します。
林内で簡単な昼食をとった時、足元に小さな花を見つけました。注意していないと気付かない位ですが、その後いくつかの株を見ることができました。
赤く熟すという実も見てみたいですね。

7月上旬 岩手県内にて

コメント (4)
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