自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

香り良き花・・・

2015-07-05 20:54:00 | お散歩
クチナシ[梔子](アカネ科)
公園の片隅で、クチナシの花が咲いていました。
八重のクチナシでしたが、花の様子を撮ったのは初めてです。
クチナシの花は、香りの良いことで有名ですが、この時はあまり花に近づけず、それを確認することができませんでした。
クチナシの実は山梔子と言って、薬用として用いられますが、天然色素として栗金団を始め、料理にも用いられます。
でもこの八重の花には実は生りません。
今度は一重の花を撮ってみたいのですが、花期が八重のものよりやや早いそうです。香りも八重の方が強いと聞きますが、それも確認してみたいです。

2010年の実

7月上旬 大和市内にて

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪い花と・・・

2015-07-04 19:23:00 | お散歩
ワルナスビ[悪茄子](ナス科)
北アメリカ原産の多年草。葉は両面に星状毛をビロード状に密生します。茎や葉脈上、花茎などに鋭い刺があります。茎は高さ40~80cmになり、地中に長い根茎があります。
6~9月、節間に花序をだし、花冠が5裂する白色~紫色の花を付けます。果実は球形の液果で、黄熟します。

花の様子です。萼は尖って背面に毛があります。葯は黄色で花糸より長いです。
ワルナスビは、要注意外来生物にも指定されていて繁殖力が強く、種子だけではなく根茎でも繁殖します。根茎は1cm以下の切断片でも生長するため、機械転耕は繁殖を助長してしまいます。
明治初期に千葉県三里塚の牧場に侵入したそうですが、今ではほぼ全国でその姿を見ることができます。ソラニンを含む有毒植物でもあるのです。
この草原でも、ワルナスビが繁茂していました。30年近く前、金沢に住んでいた時にも道端でこの花の群生を確認しています。
刺が鋭く、繁殖力も強いので、駆除するのは難しそうですね。

ワルナスビの実

7月上旬 大和市内にて

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スッポン・・・

2015-07-02 22:16:00 | お散歩
スッポン[鼈](スッポン科)
本州、四国、九州の緩やかな川や湖沼、池などで見られます。
甲羅は約35cm位になり、平たく軟らかい皮膚で覆われています。雄の方がやや大きいそうです。
公園の池では、ミドリガメの成長したミシシッピアカミミガメが、いたる所で甲羅干しをしていました。
そんな中、ちょっと風変わりなカメが泳いでいるのを見つけたのです。立ち止まって見ていると、それはスッポンのようです。とても大きな個体でした。
甲羅は苔の様なもので覆われていましたが、時折水面から突き出る鼻先がスッポンの特徴を現していました。

暫くの間、優雅に泳ぐ姿を見ていたのですが、少し離れた所にある岩の上にもう1匹スッポンがいることに気付きました。
先程の物よりやや小さめです。
すると泳いでいたスッポンが近づいてきました。まだ水中にいる姿がわかるでしょうか。

一緒に岩の上に登るのかと思いましたが、そういう行動はとりません。
鼻先を突き合わせる姿を時々見せます。
春から初夏にかけてが繁殖期だそうですが、これは求愛行動なのでしょうか。
食用としても利用されるスッポンは、交雑種を作りやすく日本でも雑種が多いそうです。
このスッポンがどんなスッポンなのかわかりませんが、貴重な出会いができました。

6月中旬 横浜市内にて

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする