自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

黒く熟して・・・

2018-11-17 21:52:00 | お散歩
シオデ[牛尾菜](サルトリイバラ科)
林縁では、シオデの黒熟した実も見ることができました。
シオデを見るのは久しぶりです。
以前観察していたシオデは、周囲の木とともに強く刈り取られてしまって、今年も姿を見ることができませんでした。近くで観察できたのに残念なことです。
新芽や若葉は山菜として食すことができます。天日で乾燥させた根茎を関節炎や腰痛などに用いた薬用植物でもあります。
花の時期に観察ができていないので、来年はこの花も見てみたいです。

2016年の姿

11月上旬 横浜市内にて

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実りの季節に・・・

2018-11-16 18:16:00 | お散歩
ウド[独活](ウコギ科)
林縁の斜面で、ウドの実と出会いました。草丈は1m以上はあったでしょうか。
ウドの花は球形に咲きますが、その果実もそのまま球形につきます。果実は液果で、黒紫色に熟します。これもきれいに色づいたところなのですね。
山菜としても楽しまれるウドですが、その根茎は「独活(ドッカツ)」と言って薬用にします。
発汗や鎮痛、利尿、鎮痛などに用いられ、漢方薬の十味敗毒湯にも配合されています。
これも身近な薬草です。

2012年の花

11月上旬 横浜市内にて

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小さき花が・・・

2018-11-14 22:59:00 | お散歩
ヒトツバハギ[一葉萩](トウダイグサ科:ミカンソウ科[APG])
林縁の道端で、こんな小さな花が咲いていました。
ヒトツバハギ、久しぶりの出会いです。
図鑑によりと花期は5~7月ですが、これも塩害による狂い咲きでしょうか。
雌雄異株ですが、葯が目立つのでこれは雄花でしょうかね。小さくてよくわかりません。
以前にも載せましたが、ヒトツバハギはポリオ後遺症の治療にも使われていた薬用植物です。
含有成分の一つである、アルカロイドのガランタミンは、認知症治療薬に応用されています。
直接食べることはお勧めしませんが、身近な薬用植物を観察するのも楽しいですね。

2013年の姿

11月上旬 横浜市内にて

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花の盛りに・・・

2018-11-13 17:31:00 | お散歩
ツワブキ[石蕗](キク科)
公園わきの土手の下で、こんな花が咲いていました。ツワブキの花、見事ですね。
以前にも載せましたが、ツワブキの頭花は、舌状花と筒状花からなります。このどちらにも冠毛があり、その冠毛の内側に花冠が管となって伸び、その管の中を花柱が伸びていきます。また5つある葯は、お互いに合着し筒になり、花柱を取り巻いています。
言葉に表すとよくわかりませんが、実際に観察すると一目でわかることでしょう。

こちらは別のところにあったツワブキです。葉の上にはケンポナシの果実が乗っていました。
ちょうど真上に、大きなケンポナシの木があるのです。ケンポナシの肥大した果柄は食せます。
葉の上に落ちた果実、今回は試食するのを躊躇いました。

2012年の冠毛

11月上旬 横浜市内にて

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役立つもの・・・

2018-11-12 22:21:00 | お散歩
クコ[枸杞](ナス科)
道端でクコの花と出会いました。
いくつか咲いていましたが、色褪せていて綺麗に見える花は少なかったです。
赤い実も見られましたが、花と実と両方みられるのは珍しいことではありません。
以前にも載せましたが、クコは葉、果実、根皮と3部位が薬用として用いられます。
我々の役に立つ有用な植物ですが、この花には薬効は無いようです。
でも、花の咲く姿を見て、我々が喜ぶのも広い意味で有用といえるのでしょうかね。

2016年の花

11月上旬 横浜市内にて

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