ニガキ[苦木](ニガキ科)
斜面に生えているニガキ。ちょど目線の高さにある枝に、小さな果実が付いていました。風に揺られて、肝心の果実はブレブレです。雌雄異株のニガキ、以前一度だけ雌花を撮ったことがありますが、これも小さな花でした。この果実は核果で、緑黒色に熟します。その様子は見たことが無いので、今年見てみたいですね。
ニガキはその名の通り、葉や枝、幹などすべてが苦く苦味健胃薬として使われます。太田胃散の成分にもなっているので、現役の薬用植物ですね。
5月中旬 横浜市内にて
ニガキ[苦木](ニガキ科)
斜面に生えているニガキ。ちょど目線の高さにある枝に、小さな果実が付いていました。風に揺られて、肝心の果実はブレブレです。雌雄異株のニガキ、以前一度だけ雌花を撮ったことがありますが、これも小さな花でした。この果実は核果で、緑黒色に熟します。その様子は見たことが無いので、今年見てみたいですね。
ニガキはその名の通り、葉や枝、幹などすべてが苦く苦味健胃薬として使われます。太田胃散の成分にもなっているので、現役の薬用植物ですね。
5月中旬 横浜市内にて
ゴンズイ[権萃](ミツバウツギ科)
林縁で、ゴンズイの花が咲いていました。秋に赤く色付いて弾けた果皮と黒い種子の色合いは目立ちますが、花は小さく目立ちませんね。だからという訳ではありませんが、この花を撮ったのは11年ぶりでした。
そんな小さな花ですが、先客が忙しそうに花から花へと飛び回っていました。黄色く輝く毛に覆われたこの蜂は、コマルハナバチの雄でしょうか。綺麗ですよね。この蜂の営巣期間は短く、梅雨の終わり頃には新女王蜂と雄蜂が生まれて、その役目を終えるそうです。
マルハナバチの仲間は、受粉を媒介する重要な役割も持っています。こういう昆虫たちが普通にいることが大切ですね。
5月中旬 横浜市内にて
ヒメウラナミジャノメ[姫裏波蛇目](タテハチョウ科)
草原や林周辺などで見られる蝶。幼虫の食草はチヂミザサやススキなどのイネ科の植物とカヤツリグサ科の植物だそうです。
ハルジオンの花で夢中になって蜜を吸っているのでしょう。私がカメラを向けても気にする気配はありません。
ハルジオンの頭花は多数の筒状花があります。その一つ一つに口吻を差しこんで蜜を吸うから忙しいのでしょうね。頭の方からカメラを向けてもその作業に没頭していました。
花に集まる虫たちも気になって撮りたくなりますが、うまく撮れることが少ないです。何とか撮れた2枚を載せてみました。
5月中旬 横浜市内にて
ニワゼキショウ[庭石菖](アヤメ科)
草むらや芝生などでこの花を見る季節になりました。ニワゼキショウの花、小さいですがたくさん咲いていると目立ちます。6枚に見える花弁は、3枚の花弁と3枚の萼片からなります。
この花を初めて見た時、芝生に咲いていたので、芝の花と思ってしまいました。懐かしい思い出です。
今日、関東地方は梅雨入りが発表されました。雨の続く季節、散策する時間が少なくなります。
5月中旬 横浜市内にて
サギゴケ(サギゴケ科)
田の畦など湿った場所に生える多年草。走出枝をだして増えます。
4~5月、上唇は2裂、下唇の先は3裂する淡紅紫色の唇形花を咲かせます。下唇には黄褐色の隆起した斑紋があるのが特徴です。
雌蕊の柱頭は2裂しますが、触ったりして刺激すると閉じるそうです。葉は根元に集まり、倒卵形~楕円形で粗い鋸歯をもちます。
道端の草むらで、紫色のものがあるのに気付きました。立ち止まって見るとそれはサギゴケの花でした。その場にしゃがみ込んで撮りましたが、こうして見ると綺麗な花ですね。足元で咲く小さな花は、気付かれることも少ないかもしれません。
5月中旬 横浜市内にて