はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

奈良県フォレスターアカデミー2022年度 リーダーシップの理論と実践

2022年06月13日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 6月8日から10日までの3日間にわたり、「リーダーシップの理論と実践」をテーマに講義をさせていただきました。

 リーダーとか、リーダーシップとかという言葉を聞くと、それぞれイメージを持たれるかと思いますが、先天的な素質がないとリーダーになれないというわけではありません。

 リーダーシップには、「目的を設定する能力」、「コミュニケーション能力」、「課題の発見と解決する能力」、「責任をとる力」という4つの能力が求められます。

 しかし、これら能力は後天的に身につけることが出来るので、誰でもリーダーシップを取れることが出来るということです。

 そして、リーダーには、実行力で引っ張るリーダー、行動力で引っ張るリーダー、調和力で人をまとめるリーダーとタイプは実に様々です。

 

 と言うわけで、今回の授業は、主に次の4つを学んでいただきたく、授業をさせていただきました。

 ①「目的と目標の違い」と「問題と課題の違い」を理解すること。

 ②樹木や森林の生態、樹木生理学、森林科学、造林学などの基本的知識を集約し、柔軟な発想と応用力を身につけること。

 ③合意形成など人が行動したくなる感情を理解すること。

 ④人が行動したくなるプレゼンテーションの作成を経験すること。

 

 特に目的は明確に持っておかないと、目標達成が目的になって、迷走してしまいます。

 目標達成が目的になる...いわゆる「手段が目的になる」という迷走です。

 目標達成が目的になってしまった場合、目標を達成できても、達成感はありません。

 なぜなら、一切の目的が達成できていないから。

 では、目的って何なのか。目標って何なのか。

 それをしっかりと理解する必要があります。

 

 その上で、問題と課題の違いも理解する必要があります。

 問題と課題がごっちゃごちゃになると、何も解決出来ません。

 仮に、課題が解決出来ても、問題は解決出来ません。

 なぜなら、何が問題なのか。それに対して、課題が何なのか、を理解しないまま、取り組んでしまっているから...。

 そして、現状と問題がごっちゃごちゃになっている場合もあります。

 ここの整理も出来ていないと、正しく現状把握が出来ていない。ということになります。

 

 そんな話を織り交ぜながら、生徒の皆さんには、3日間、頑張っていただきました。

 最終日は、長期的な視野に立った森林管理プランの提案づくり。

 

 そして、6月16日に、奈良県職員の方を前にプレゼン。

 

 森林管理プランと森林施業プランの違いが掴めないので、提案づくりにも悩んでいました。

 森林施業プランは、予算があって、その中でプロジェクトを実行します。

 森林管理プランは、目標とする森林に向かって、いつ、何をするかを体系化したものです。

 これがないと、資金計画、準備資金、ポートフォリオなどが定まりません。

 計画の進捗管理も、森林管理プランがあって、成立します。

 施業プランは、実行プランなので、実行の進捗管理にとどまります。

 

 そして、森林管理プランとビジョン・構想は、全くの別物です。

 ビジョン・構想があり、そのビジョン・構想を実現可能な形にするための具体的なプランが森林管理プラン。

 そのプランに基づき、森林施業プランを立て、実行する。

 それを長期にわたり、実行することで、ビジョン・構想が現実の物になる。

 

 ということを理解していただきたく、3日間の授業を経て、プレゼン発表に臨んでいただきます。

 結構、面白いプランが出ていたので、発表当日が非常に楽しみです。


奈良県フォレスターアカデミー2022年度 危険な生き物への対処

2022年05月31日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 奈良県フォレスターアカデミーにて、森林活動における危険な生き物への対処をテーマにした授業で講師として登壇させていただきました。

 危険な生き物との接触による死亡者は、ここ数年間では20名前後です。

 林業の労働災害で言えば、危険生物との接触による死亡者よりも伐採由来による死亡者の方が圧倒的に多いですが、危険生物への対処を軽視していい理由にはなりません。

 

 その中で、もっとも命を奪っている危険な生き物は「ハチ」です。

 

 同僚がスズメバチに刺され、口から泡を吹き出したら、あなたはどのような行動を起こし、対処しますか?

 同僚ではなく、これが自分の子どもだったら?、自分の親だったら?、友達だったら?、恋人だったら?

 もしも、そのとき、自分が正しい対処を、速やかに実行できていたら、救えたかもしれないと、想像したら、どんな気持ちになりますか?

 

 ハチ、毒ヘビ、カエル、ヒル、マダニ、ツキノワグマ、毒きのこ、有毒植物など一通りの紹介と予防と対策のお話をした後、ポイズンリムーバーやエピペン(自動注射器)を実際に使い、最後は、カードを使った危険な生き物との接触による被災者への対処を疑似体験していただきました。

 

 被災者が、どんな生き物と接触し、どこに被害を受け、どんな症状になっているかは、直前まで分かりません。

 被災状況が分かった直後から、3分以内に、被災直後の行動・応急処置・通院の判断をしてもらいます。

 応急処置を適切に行うには、必要な道具を正しく選ぶ必要があるので、それも体験していただきます。

 実際、被害を受けたという状況を迎えないことが一番です。

 しかし、こちらが望まなくても、そういう状況を迎えるときがくるかもしれないので、学校にいる間、疑似体験でもいいので、経験することが大切ではないかと考えています。


めぐみと森のようちえん① 春の虫探し

2022年05月16日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 本日のお仕事は、「めぐみと森のようちえん」にて、春の虫探し。

 虫が大好きな子、虫に興味があるけど捕まえられない子、虫に興味があるけど触れない子と様々な園児を対象に、虫の触れ方と捕まえ方を一緒に楽しみました。

 

 一番人気はトカゲ。虫じゃないけど(^_^;)。

 素早い動きのトカゲを捕まえたい男の子達(^o^)。

 そんな中、見事、虫網を使ってGETできた男の子がいました。

 「持って帰る!」といって、手放さない(^_^;)。

 ・・かと思いきや、帰り際になると、「逃がしてあげる~」という優しさを見せた後、「また来たら捕まえる!」と意気込む(^_^;)。

 

 虫を捕まえられない子も、今日は、虫採りに夢中になっていたようです。

 100円均一ショップで売っているパスタを入れる容器に捕まえた虫を入れたり、この容器で虫を捕まえたりすることで、虫を触るのが苦手な子も、虫を触ることなく、じっくりと観察することが出来ます。

 これを繰り返すことで、知らないうちに、虫を触れるようになる子もいます。

 子どもの対応力・柔軟力は、本当にすごい!

 僕は、園児達の日々の様子を知らないので、変化が分からないのですが、先生は「今日は違う。変化が見られた。」とのこと。

 変化のきっかけになったのであれば、弊社としては、幸いです。

 

 お弁当の後は、鬼ごっこ、肩車、高ーい高ーいの体力消費のお遊び三連発(T_T)。

 

 基地?ハウス?を作る子ども達と、みんなそれぞれ、やりたいことで遊びます。

 

 「鬼ごっこしよう!」と希望する子、「トカゲを捕まえて!」と希望する子。

 このお願いを同時に叶えるには、鬼ごっこしながら、トカゲを捕まえるしかないので、これは、至難の業でした(^_^;)。


東北視察③ 宮城県 海岸防災林

2022年05月13日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 東日本大震災により被災した宮城県の海岸防災林の現地を案内いただきました。

 実際に被災地を目の当たりにし、色々な感情がわき起こります。

 現地に赴かないと、分からないことが本当に多いと痛感しました。

 

 今回、案内いただいた現場は、10年前に被災した海岸防災林。

 宮城県では、この海岸防災林を未来に残すため、再び、クロマツを植林し、育林整備に取り組んでおられます。

  👉 みやぎ海岸防災林・森林づくり管理方針について - 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

 これらの取り組みが行われていることは知っていましたが、やはり、現地に赴かないと、気づかないことがたくさんありました。

 海岸防災林は、県管理と国管理に分けられ、合計で約1,100haにも及びます。

 ほぼ同時期にクロマツを植栽しているので、この1,100haの海岸防災林を時間差なく、管理し、育林しないといけません。

 

 植栽密度は5,000本/ha。

 一般的に海岸に植栽されるクロマツの本数密度は、10,000本/haとされています。

 これは、樹木の上長成長(上へ上へ伸びる成長)を促すため、密植が勧められています。

 個人的には、10,000本/haは多い、というか、管理する上では大変なので、感覚的には「5,000~7,500本/ha」が良いんじゃないのかなと思っていたので、勝手ながら、今回の現場は裏付けになったような気がしました(^_^;)。

 

 海岸防災林は、宮城県管理だけで約750haもあります。

 ということは、下刈り面積がMAXで750ha。

 この面積だと、東京ドーム約160個分。

 東京ドームの草刈りを160回行う・・・。

 クロマツは、375万本・・・。

 

 一番始めに植栽したエリアでは、初回の本数調整伐(保育間伐)が行われていました。

 1伐3残の列状間伐で、伐採列は汀線(海岸線)と並行になっています。

 個人的な所感として「良いクロマツ林(^o^)」。

 海岸防災林の森林整備は、県の公共事業として発注していますが、見事、その成果が出ている、非常に好印象・好評価のクロマツ林だと思いました。

 課題はあるものの、1つ1つ取り組めば、このクロマツ林が「未来に残せる」イメージしか湧かない(^_^)v。

 

 次回の本数調整伐は、残された3残の真ん中を列状で伐採することになります。

 伐採したクロマツを放置すると、マツ枯れを引き起こすマツノマダラカミキリを誘引する恐れがあるため、伐採したクロマツは全て、持ち出しして、廃棄するとのこと。

 伐採木の搬出に加え、廃棄する費用も莫大・・・。

 これからの本数調整伐に向けて、森林整備の方法や機械化について、参加者同士で議論を交わし、いくつかの案を出せたので、今後の進展に期待が持てそうです(安くはないけど、難しい技術ではないので、出来ると思います)。

 

みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動について - 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

 

 クロマツ林もある程度、成長してきたので、そろそろ防風垣を除去するとのこと。

 全て木製なら世話がないのですが、大きなボルトで組み立てられているので、ボルトを取り除く必要があり、これら撤去作業も大変です。

 この撤去についても、議論を重ね、結果、人力でボルトを外しまくるが、一番低コストで一番早いかもねという話に。

 

 今後の森林整備を進める上で、一番の課題が「クズ処理」。

 展葉が始まったばかりなので、分かりにくいですが、現地では、びっしりとのクズの根が・・・

 この海岸防災林は、盛土した上にクロマツを植栽していて、盛土した土の中にクズの種があり、繁茂したのではないか、と考えられています。

 海岸防災林の再生にあたり、造成の提案は出ていましたが、その土の中に含まれるクズなどの種子が与える悪影響を、誰も想定できなかったのではないかと思います。

 実際、治山工事や林道工事では、このような問題は指摘されています。

 しかし、奥山で行われている工事なので、人目に付かない上、実害を感じないため、特に注目されていません。

 それが、実害がある形で表面化された問題が、この「クズ」です。

 現時点で、海岸防災林を未来に残す上で、一番重要な施業は「クズ処理(つる切り)」だと思います。

 このまま放置すれば、クズはドンドン広がり、クロマツを覆っていきます。

 下刈りだと、地上部しか刈り取れないので、根株を取り除いたり、根株に薬剤処理を施す「つる切り」という施業が必須です。

 本数調整伐で伐られた伐採列とクズの相性は最悪です。

 伐採列に光があたるので、それを求めて、クズが伐採列をズバっと走って行くと思います(というか、すでに走ってます)。

 

 確かに色々な課題を抱えていますが、現状としては、「海岸防災林が未来に残せる」可能性は十分にある、希望ある状況だと感じています。

 これまでの10年間、想像も付かないような苦労があったと思いますが、投資効果は確実に出ていると感じました。

 この海岸防災林が未来に残せるよう、弊社として何が出来るのか、個人として何が出来るのか、考える、向き合う良い機会になりました(マジで、移住か移転を考えてしまう)。

 

 宮城県の海岸防災林の取り組みに関する情報です。

 面白い取り組みが多いので、是非、のぞいてみて下さい。

「みやぎグリーンコーストプロジェクト」始動 - 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

「みやぎグリーンコーストプロジェクト」のPR動画公開 - 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)

 

 Yahooさんも支援されています。

みやぎ沿岸の森プロジェクト - CSR - ヤフー株式会社 (yahoo.co.jp)


東北視察② 岩手県 株式会社柴田産業

2022年05月12日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 植林から伐採までの一貫施業に加え、製材も手がける「株式会社柴田産業(岩手県二戸郡一戸町)」さんの視察2日目。

 国内で数台しか導入されていない次世代型ハーベスタ「Highlander」、そして次世代型フォワーダ 1050F4が稼働している現場にご案内いただきました。

 

 「百聞は一見にしかず」なので、動画をご覧下さい。

 最後の方にオペレーター目線の動画もあるので、そちらも是非、ご覧下さい。

 

 ちなみに、Highlanderとフォワーダ 1050F4は、我々見学者が試乗体験をしているため、本来の作業速度ではありません。

■次世代型ハーベスタ「Highlander」と次世代型フォワーダ 1050F4

 

 

次世代型フォワーダ1050F4

 

 Highlanderの操縦室。

 一度乗ったら、「乗りたい!」って、言う方が多いと思います。

 事務系の僕ですら、ノートPC持って、この中で仕事したい!、仕事できる!って、思うほどの乗り心地です。

 

 土壌の状態に寄りますが、傾斜10~15程度なら登れるし、ウインチを付けて車体を引っ張れば、15~20度程度まで登れるそうです。

 

 

 さて、この2体がセットになることで、

 キレイに並ぶ丸太の列が出来るので、その後の、集材作業も効率が上がります。

 何より、新人に機械による集材・積込の作業技術を身につけてもらうため、人材育成に適した作業環境を整えることだが出来るていう点も魅力的です。

 

 

 最後は、Highlanderのオペレーター目線の動画です。

 僕たちの会話は無視して、ご覧下さい(^_^;)

 

 

 導入できる事業体や地域に限りはあると思いますが、効率を上げたい、安全面を向上したい、生産性を上げたい、素早い素材供給に対応したいなど、現状からの変化、組織として成長したいのであれば、可能性の1つとして、機体の性能や能力を学習することをオススメします。

 機械の導入にあたっては、減価償却や生産量を考えないと行けませんが、僕が視察した限り、導入事例が少ない現時点だと、以下のメリットが考えられます。

 ①生産量が上がる。

 ②素材不足の時に起こる突発的な注文に対応できる。

 ③注目される。

 ④「この機械に乗りたい」から求人の問い合わせや就職希望の相談から、人材確保に繋がる。

 ⑤効率的な新人育成の環境を整えられる。

 

 特に、この先の人材確保が、さらに難しくなることを考えると、③と④の効果は、全国に普及する前に導入した事業体だけの特権ですね。

 素材生産部門だけでなく、事業体全体としての導入効果を見ることが大切だと思いました。

 でも、それは、経営者の英断がないと得られない効果です。

 その結果、中古だけど、2台目の導入に繋がったわけですから。

 成長企業との触れあいは、最高です!


東北視察① 岩手県 株式会社柴田産業

2022年05月11日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 植林から伐採までの一貫施業に加え、製材も手がける「株式会社柴田産業(岩手県二戸郡一戸町)」さんの事務所へ訪問。

 実際、弊社の事業として「何が」出来るのか、未知数ではありますが、人脈づくりも事業を進める上での投資と考え、本日より3日間、東北地方に出張しています。

 

 株式会社柴田産業さんに関する情報は、下記URLからご覧下さい。

岩手の山を元気にしたい!社会貢献をコンセプトに活動する(株)柴田産業 (sangyou348ta.wixsite.com)

 

 岩手県の地理は分からないところではありますが、柴田産業さんの作業エリアは、岩手県の中でも緩傾斜地が多いということで、次世代型ハーベスタ Highlander 4W(オーストリア・KONRAD 社製)と次世代型フォワーダ 1050F4(スウェーデン・Gremo 社製)を取り入れ、新たな作業システムを構築したという点で、注目されています。

 詳細はこちらのURLからご覧下さい。

【路網の整備と併せた合理的な林業機械作業システムの導入】 (maff.go.jp)

 

 高価な機械の導入と作業システムと言ったこの手の話になると、減価償却や稼働日数を指摘されがちですが、柴田産業さんは、自社で製材もしているので、素材生産部門で稼働日数が足りなかったとしても、導入により会社全体がプラスになったという点で、導入した効果もあり、現在、High landerを2台所有しています(1台は減価償却済み)。

 とは言え、導入にあたっては、かなりの挑戦だったと思います・・・。

 社長さん自身、成長志向・上昇志向をすごく持っておられるので、この先も成長していく企業だなと感じ、良い刺激をいただきました。

 

 造林部門では、mont-bellと連携し、苗木袋(苗木リュック)を作られたと言うことで、弊社も1袋購入させていただきました。

 

 Highlanderの整備も自社で出来るよう、工具を詰め込んだ専用車を作り、他社で整備を依頼すると○十万~○百万円かかるコストを削減。

  さらに、「ブーメランフレーム」という工法も開発。

 

 造林~伐採~製材~建築までを手がける会社って、全国的にも珍しいと思います。

 もちろん、どの地域でも真似できるわけではありません。

 結局のところ、「その地域に適した」方法を模索し、地域経済をどのように回していくのか、考えて考えて、試行を重ねて、と言うことですね。

 組織は人の集まりです。

 人の成長志向・上昇志向が停滞したとき、組織も停滞します。

 

 現場に対してPDCAサイクルとか、言ってますが、経営も同じ。

 今が良ければ、それでいい。という考えの下、思考を停止してしまうと、組織の成長は望めないと思います。

 

 経営の在り方やこれからの林業の在り方などなど、共通点が多く、終始、盛り上がりを見せた1日でした。

 明日は現場で、Highlanderの活躍を見てきます!


林業用運搬ドローン「ITAKISO NOAH」 御祈祷

2022年04月27日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 林業用運搬ドローン「ITAKISO NOAH」の出荷・納品に向けて、和歌山県和歌山市にある伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)にて、納品する2台のドローンの御祈祷を行いました。

 

 弊社では、「ITAKISO NOAH」を納品する前に、伊太祁曽神社で御祈祷させて頂いています。

 ご察しのとおり、機体名の「ITAKISO NOAH」は、伊太祁曽神社からお名前を頂いております。

 

 伊太祁曽神社は、日本中に樹を植えて回った神様「五十猛命(いたけるのみこと)」を祀っています。

 僕の中で、山に植える苗木を運ぶドローンの姿と、日本中に木を植えて回った五十猛命のお姿が重なり、五十猛命を祀る伊太祁曽神社のお名前を頂戴し、「ITAKISO NOAH」と名付けました。

 

 五十猛命に御祈祷を捧げ、納品先での安全飛行を祈ります。

 苗木の種類や大きさにも寄りますが、林業の造林用苗木の規格(35cm上)であれば、1時間で苗木を1,500本運搬可能です。

 現場で働く方達の重労働が、「ITAKISO NOAH」によって、少しでも軽減に繋がると嬉しいです。


株式会社はぐくみ幸房を設立

2022年04月16日 | 株式会社はぐくみ幸房のお仕事

 令和4年4月に「株式会社はぐくみ幸房」を設立し、代表取締役に就任しました。

 「森を育み、地域を育み、人を育む」をコンセプトに、事業を取り組み、その結果が人の幸せに繋がるよう展開したいと考えています。

 これまで、個人事業として取り組んでいた講師業や木製品などの事業も、全て法人に移行します。

 本ブログは、今後、株式会社はぐくみ幸房のブログとして続けていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

 なので、ブログのタイトルが少し変わっています(*´∀`*)。

 

 詳細は省略しますが、弊社が取り組む事業は次の通りとなっております。

 

①森林管理マネジメント

②森林整備マネジメント

③森林空間利用マネジメント

④林業用運搬ドローン「ITAKISO NOAH」の販売

⑤ドローン運搬体制構築支援

⑥職場内コミュニケーションのマネジメント

⑦人材育成マネジメント

⑧緑育・木育などの教育事業

⑨樹木診断・森林診断

⑩木製品・農産物・苗木の販売

 

林業用運搬ドローン「ITAKISO NOAH」