はぐくみ幸房@山いこら♪

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ナミアゲハ 幼虫

2018年07月09日 | 昆虫類+αのお話

 馴染み深い代表的なチョウ、ナミアゲハ(アゲハチョウ)の幼虫。

 ナミアゲハの幼虫と言えば、「黄色いツノ」を出す姿が印象深いのではないかなと思います。

 この黄色いツノに触れると、臭いですよね・・・

 ナミアゲハは年4~5回発生する蝶で、春型は3月下旬~5月、夏型は6月~10月に見ることが出来ます。

 これは、夏型のナミアゲハ。春型の写真がないので比較しにくいんですが、春型は夏型よりも黄白色の部分が大きく、全体的に夏型よりも色が鮮やかです。

 

 ナミアゲハの幼虫は、ミカン科の植物を食べるので、ミカンはもちろん、サンショウ、カラスザンショウ、カラタチ、タチバナなどの樹木を観察すると、簡単に見つけることができます。

 刺々しいカラスザンショウに並ぶ2匹のナミアゲハ幼虫。

 葉を平らげられたカラスザンショウ・・・。

  トゲトゲの中を平然と登るナミアゲハの幼虫。

 幼虫の顔、左上のところに黄色っぽい小さい丸いものが卵です。

 

 ミカンの葉に産卵された卵。

 黄色っぽい卵の左斜め下にある黒ぽっい丸い物も卵で、孵化直前になると黒っぽい色になります。

 

 孵化して間もないナミアゲハの幼虫は、緑色ではありません。

 実は、鳥の糞に擬態しているそうです。

 

 どんど成長すると見慣れた緑色の姿に。

 お馴染みのナミアゲハの幼虫。

 ミカン、カラタチ、タチバナ、カラスザンショウ、サンショウなどミカン科の樹木を観察すると、ナミアゲハの卵から終齢幼虫まで、様々な姿をした幼虫に出逢えると思います。


 ちなみにナミアゲハの幼虫も美味しいそうです。
 ミカンの葉を食べてるだけに、ミカン風味だとか。
 ということは、サンショウを食べた幼虫は、サンショウ風味?舌が麻痺するかも?
 ということは、カラスザンショウを食べた幼虫は臭そう・・・絶対臭いな!

 ミカンの葉を食べたナミアゲハの幼虫・・・一度、食してみたいわー