木造とは思えない広い空間が確保できる「サミットHR工法」
HRとは、ドイツ語のホルツ・ラーメンの頭文字をとったもので、木質二方向ラーメン構造とも言われています。
こんな感じで柱と梁を接合し、さらにエポキシ樹脂を注入します。
接合金物は外部に出てこないため、組み木のような感じがいいですね。
あと、塩害対策にもなるので、潮風があたる海岸付近の建物にもってこいの工法です。
ちなみに、和歌山県串本町にある和歌山県水産試験場の建物は、この工法が採用されています。
写真は、サミットHR工法で建築中の建物。
10年くらい前なんですが、建築中の埼玉大学です。
工事用の足場が組まれているので、サミットHR工法が可能にする広い空間というのが、ピンッと来ないかもしれませんね・・・(^_^;)。
と言うわけで、この工法で建てられた奈良県農業試験場をご覧いただきましょう(^o^)。
こんな感じで、広い空間の確保が可能となります。
接合部が見えないから、木造建築物感が出て、オシャレですよね。