登山やハイキングは楽しいものですが、やはり気を付けたい「マダニの被害」(゚Д゚;)・・・。
もちろん、自分が咬まれるのはイヤだけど、子どもが咬まれるのもイヤですね・・・。
ある日、子どもの体にマダニが咬みついていたら・・・、ゾッとしますよね....
今回は、そんな場面に出会った時の対策についてのお話です。
マダニに咬まれて、一番恐ろしいのは、マダニを通じて発症する感染症です。
ウイルスや細菌を保有するマダニに咬まれてしまうと、ライム病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症にかかってしまいます。
まず、咬みついたマダニを見つけても、絶対に、無理矢理、引き剥がさないでください。
そもそも、マダニの牙には、釣り針のように返しが付いているので、引っ張っても引きはがすことはできません。
力任せに、無理矢理引き剥がすと、皮膚に牙が残り、写真にあるような肉芽腫(にくげしゅ)が出来る可能性があります。
次に、マダニの体を摘まむように取り除こうとすると、マダニの体液が体内に入り、感染症になるリスクを高めてしまいます。
なので、絶対に、マダニの体を摘まんだりしないでください。
上の写真のように、マダニの体を摘まんで、取り除いてはいけません。絶対に!
そのため、ピンセットを使うことも、あまりオススメできません。
そこで、使う道具がマダニ除去専用のアイテム「ティックツイスター」です。
二又に分かれた先端の隙間に、マダニの口器を挟み込み、クルッと回すだけで、簡単にマダニが取り除けます。
マダニの牙は、簡単に抜けない様、返しがついているので、引っ張っても、簡単には外れませんが、クルクルと回すこと、簡単に取り除くことが出来ます。
なお、マダニが吸着して、長時間経過すると、皮膚にガッツリと入り込んで、簡単に外れない時があります。
その場合は、病院で除去してもらいましょう。
また、自分でマダニを除去した場合も、除去したマダニを持参して、病院で診察を受ける事をお勧めします。
もしかすると、感染症を発症する可能性や皮膚にマダニの牙が残っている可能性があるので。
牙が残って、肉芽腫が出来たら、嫌ですよね・・・。
また、以前は、マダニを火で炙ってから除去すると言われていましたが、除去方法としては正しい方法ではないとされています。
マダニは、意外なところで吸着していることもありますので、じっくりと、チェックして下さい。
ちなみに、ヘビもマダニに咬まれます。
鱗の隙間を上手に咬み付いてます・・・。
そして、マダニに咬まれたネコやイヌを通じて、飼い主が感染症にかかるという報告が出ています。
自分だけでなく、ペットにもマダニが付いていないか、確認して下さい。
もし、ペットにマダニが付いていたら、ティックツイスターを使って、クルッと回して、除去です!!
今回ご紹介した「ティックツイスター」は、人間はもちろん、犬や猫、ヤギなどの動物にも使うことが出来ます。