ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

健康は体内に住む寄生虫

2012-09-20 18:06:18 | セミナー


花粉症の原因は寄生虫を撲滅しすぎたことにあるといい
自らの体内にサナダムシを飼っているという免疫学者

東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎さんの話が聞けた
72歳だというが言葉の歯切れも良く若々しかった

現代の人間社会は腸内細菌を汚いものとして排除しようとしているが
腸内細菌がいないと生きていけない 大腸菌もいないと免疫が落ちる

日本の水道法は世界で一番厳しい 細菌を殺すために塩素を入れる
それを飲むので体の中の細菌まで死んでしまう

日本人は洗えばきれいになると思っているが洗いすぎると汚くなる
薬用石鹸などで洗いすぎると 皮膚を守る細菌まで殺してしまう

ボルネオ島の「首狩り族」と言われたダヤク族は
みんなが回虫、蟯虫、鞭虫にかかっている

汚い川で村中の人が水浴びをし 便を流し同じ水で食事を作っている
そんな常識外な汚い生活をしている彼らは肌が日本人よりぴかぴか

すべすべして黒光りしている その上 アトピー性皮膚炎 花粉症
ぜんそくの人が一人もいないインドネシアのカリマン島もそうだ

私たちがよかれと思って作ってきた便利で快適で清潔な社会は免疫力低下させる
腸内細菌は免疫力の70%を作る腸内細菌叢のバランスを保つには食事が大事だ

野菜 穀類 豆類 果物などの植物性の食品を中心とした「手作り」の食事が大事
植物繊維や オリゴ 発酸性の納豆や味噌 漬物 ヨーグルトなどを食する

細菌類を殺してしまう防腐剤入りの食品や
抗生物質や殺菌剤の混入した食品をとらないようにする

免疫力を作る残りの30パーセントは気持ちの問題でストレスをなくし
笑いを取り入れ ポジティブルに過ごし
運動をして 自然に触れる

がんやアトピーは西洋医学では治らない
活性酸素を抑える東洋医学の自然治癒力が必要 

がんを抑えるには ニンニクや 大豆 キャベツなどが良い
赤ちゃんが物をなめるのは良いことで免疫力が高まる

抗菌室で育つと人間ではなくなり 大きくなってから人を刺したりする
落ちたものを拾って食べるのも足の指をなめるのもは良いことだ

笑うことは体に良いということで先生は頻繁に駄洒落を飛ばしたが
理解するまでに時間がかかりテンポが遅れて笑う人がいた

頭髪の若々しい黒髪は地毛か聞きたかったが 躊躇した9/18