ノンビリと業界コラムをチェックしてたらマツダがデミオEVで面白い実験をしてると知った。
レンジエクステンダー、つまり発電用エンジンを積むという発想ですね。
最近では新型アコードがこの考えを発展させ話題になってますな。
もっとも、アクセルや車速とエンジン音が異なる事に強い抵抗を持つ人も居るらしいが...。
マツダは330ccシングルという、全く新しいロータリーエンジンをデミオEVの後部に「発電用」として搭載し、航続距離をEVの200kmから約400kmに伸ばしてる模様。
僅か9Lの燃料で400kmも走るなら結構面白いのでは!
何より、RX8を最後に一端途切れたロータリーの系譜が終わっていない事を知らしめるダケでも嬉しいニュースです。
13Bのシール類をより改良したとする辺り、将来的に再登場すると言われる新生RENESISへの進化が止まっていない事をアピールしてるようで、何だかワクワクします。
まだファーストテスト段階との事ですが、写真を見る限りとんでもなくコンパクトなレンジエクステンダーユニットは様々な車種への搭載が可能だと予感させ、期待値がうなぎ登りに。
同ユニットによるポータブル発電機の開発も行われるようで。
肝心の試作車ではエンジンの音は相当静からしく、ジェネレーターとを繋ぐベルトの作動音の方が室内に入って来る(改善中)状況との事で、静粛性において既に高いレベルを達成してる模様♪
思い起こせば、数年前にBMWがレンジエクステンダーにシングルローターエンジンを使う構想を発表しました。
販売目前のi3でも、レンジエクステンダーに用いられるエンジンはレシプロですが、もしかすると当時からロータリーの可用性を見抜いていたのかもしれませんね。
今回のマツダの発表にあるように、シェールガスの台頭に代表されるように様々な燃料への対応がロータリーエンジンは優れているというメリットがありました。
今後、ガソリンの高騰、新燃料の登場という事態が起こるのは長いスパンで見れば確実でしょうから、将来を見越したユニットとして、なんとしてもREの火は消さないで欲しいものです。